堂安律の評価額が急騰! 日本人フットボーラー「推定市場価格」トップ50に変化が!

2019年06月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

声価を高める伊東と鎌田がトップ10入り

左から堂安、冨安、中島、伊東、南野。海外で活躍する若きサムライたちが軒並みランキング上位に食い込んだ。(C)SOCCER DIGEST

 ついに開幕した、代表チームの南米王者を決めるコパ・アメリカ。招待国の日本とカタールを加えた12か国が、ブラジル各地で鎬を削っている。
 
 日本は東京五輪世代のメンバーを中心に、中島翔哉、柴崎岳、植田直通、岡崎慎司、川島永嗣の年長組を交えた特別編成を組んだ。登録23名の平均年齢「22.9歳」は大会最年少で、グループリーグ初戦では「29.0歳」で最年長のチリと激突する。第2戦でウルグアイ、第3戦でエクアドルと戦うスケジュールだ。
 
 ドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』が日々更新しているのが「推定市場価格」。世界中のフットボーラーを対象に能力や実績、年齢、過去の移籍例などを総合的にジャッジして弾き出される評価額で、移籍マーケットにおける"価値"を示す指標として定評がある。
 
 気になるのはやはり、日本人選手たちの数値変動だろう。ここでは6月18日時点での「全日本人選手・推定市場価格トップ50」を集計。欧州がオフシーズンに突入したこともあって、評価額と順位がかなり動いている。
 
 それでも、相変わらずのダントツ首位は中島翔哉だ。2500万ユーロ(約32億5000万円)という数値は、日本人選手の歴代で見てもナンバー1。まだ24歳と若く、今後どれだけ数値を高めていくのかが注目される。
 
 2位に急浮上したのが堂安律である。6月12日に750万ユーロ(約9億7500万円)から1000万ユーロ(約13億円)に大きくジャンプアップし、大台に到達した。オランダでの2シーズン目を終え、いよいよこの夏のステップアップ移籍が囁かれるなか、その声価が数字に反映された格好だ。
 
 逆に1000万ユーロから900万ユーロ(約11億7000万円)に下がった武藤嘉紀は3位に転落。セリエA行きが取り沙汰されている若き守備者・冨安健洋も同額の3位で、以降は酒井宏樹、吉田麻也、香川真司、大迫勇也、南野拓実と海外組の日の丸戦士たちが続く。

 
 特筆すべきは、揃ってトップ10に食い込んできた伊東純也と鎌田大地のふたり。ともに450万ユーロ(約5億8500万円)で、前者が225%アップ、後者が150%の上昇率を叩き出した。2018-19シーズンに出色の出来を披露した両者に対して、欧州での注目度が高まっているのが分かる。
 
 Jリーグ勢のトップは、清武弘嗣で変わらない。FC東京からレアル・マドリーへの移籍が発表された久保建英は数値がまだ更新されておらず、50万ユーロ(約6500万円)のまま。現在は254位タイとなっているが、遅かれ早かれ、その数値は跳ね上がるだろう。

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