ウクライナが“伏兵”の2発でU-20W杯を初制覇!韓国は痛恨の逆転負けでアジア勢初の戴冠ならず

2019年06月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

開始早々に試合が動く

スプリアハ(右から2人目)の2点で逆転し、栄冠を勝ち取ったウクライナ。その組織力は際立っていた。(C)REUTERS/AFLO

 現地時間6月15日、ポーランドのウッチでU-20ワールドカップの決勝が行なわれ、ウクライナが韓国に3-1で逆転勝利。初優勝を果たした。

 アジア勢として1981年のカタール、99年の日本に続き3度目の決勝進出を果たした韓国は、立ち上がりにVAR判定でいきなりPKを獲得。これをエースのイ・ガンインが落ち着いて決めて、開始5分で先制する。

 その後は両チームともなかなか決定機が作れず迎えた34分、FK後の混戦からブラディスラフ・スプリアハが右足の技ありシュートでネットを揺らし、ウクライナが同点に追い付く。

 これで勢いに乗った東欧の雄が攻勢を強めるも、ゴールは奪えずに折り返す。
 
 後半に入って53分、韓国DFが突いたボールがスプリアハに渡ると、この11番が再び冷静にシュートを流し込んで、勝ち越しゴール。今大会ここまで得点がなかった"伏兵"の2発でウクライナが逆転に成功する。

 70分にはイ・ガンインの正確なCKからイ・ジェイクにヘッドで狙われるも、GKアンドリー・ルニンの好セーブで防いだ。

 その後の韓国のパワープレーも自慢の堅守で凌いだウクライナは、89分にカウンターからオルヒイ・ツィタイシュビリがドリブルで持ち込み、狙いすました左足のシュートで鮮やかな追加点。3-1で勝利し、見事に初めての戴冠を飾った。

 韓国は、先制点を奪いながら痛恨の逆転負け。アジア勢初優勝の夢は破れた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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