「難しい決断でした」マドリー移籍の久保建英がコメントを発表。移籍の背景と惜別の想いを綴る

2019年06月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「これから先は何が起こるかわりませんし、不安も少なからずありますが…」

移籍を決めた久保。来季はレアル・マドリーのBチームにあたる「カスティージャ」でプレーすることになる。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 スペインの名門レアル・マドリーに完全移籍した久保建英が、FC東京の公式HPでコメントを発表した。
 
「FC東京のファン・サポーターのみなさま、この度、レアル・マドリードに移籍することになりました」と冒頭で報告した久保は、「チームが首位をキープしている中、シーズンの途中でチームを離れることは難しい決断でした」と告白。また、「ただ、自分で決めた以上は悔いの無いよう、責任を持ってしっかりサッカーと向き合いたいと思います」と新天地での決意を語った。
 
 2015年5月にバルセロナの下部組織からFC東京U-15むさしに加入した久保は、17年11月に16歳でプロ契約を結び、33節のサンフレッチェ広島戦でJ1デビュー。18年途中に横浜F・マリノスへ期限付き移籍し、8月の24節・ヴィッセル神戸戦でJ1初ゴールをマークした。FC東京に復帰した今季は開幕からスタメンの座を掴み、首位を走るチームを牽引していた。

「日本に帰ってきてから今まで、色々なことがありましたが、自分を成長させてくれたFC東京に関わるみなさんには、感謝の言葉しかありません。 本当にありがとうございました」
 
 FC東京への想いをそう語った久保は、「これから先は何が起こるかわりませんし、不安も少なからずありますが、FC東京で培ってきたもの、そして歩んできた日々が、自分の自信となり背中を押してくれると信じています。これからは、FC東京の久保建英ではなくなりますが、一人のサッカー選手として、温かく見守っていただけると嬉しいです」とファン・サポーターに呼びかけた。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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