久保建英、スペイン紙でマドリー移籍を喜ぶもメッシとの比較には持論を展開!「彼は別レベル。自分は自分」

2019年06月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「誇らしく感じる」とマドリー移籍を喜ぶ

日本代表での活躍を誓った久保(左)は、自身とメッシ(右)の比較に持論を展開した。 (C) Getty Images/写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 現地時間6月14日、レアル・マドリーは、日本代表の久保建英がBチームに加入することを発表した。日本の至宝は来シーズン、クラブのレジェンドであるラウール・ゴンサレス監督の下で、スペイン2部B(実質3部)でプレーする。

 日本はもちろん、世界で大きく報じられた久保のマドリー加入。現地スペインの全国紙『Marca』は、14日にブラジルで開幕したコパ・アメリカに向け、日本代表で準備中の久保を直撃した。

 スペイン・メディアで唯一、日本代表の滞在地を訪れていたという同紙は、久保が「正しいスペイン語」で取材に応じたと伝えている。

『Marca』によると、久保は、「マドリーと契約できたことを、とてもうれしく思っている」と述べたうえで、「自分は落ち着いている。普通の一日だ。でも、とてもうれしい」と周囲の騒ぎぶりに惑わされていないと強調した。
 
 バルセロナのアカデミーで育った久保。それがゆえに同クラブのエースであるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとの比較は世界的に発信されている。だが、『Marca』は、報道陣に対して久保が「メッシは別レベル」とくぎを刺していることを伝えた。

「自分を彼と比較することはできない。ただ、そうやって言ってもらえることは、誇らしく感じている。自分のような特徴の選手はたくさんいるけど、自分は自分。ほかの選手ではない」

 また、久保は「自分はチーム最年少であり、国外でプレーしている選手たちはほかにいる。ピッチ内外のリーダーだ。自分はピッチで持てる力を発揮しなければいけない」とも続けている。

 コパ・アメリカへの集中をそがれたくないと、平静を強調した久保。現地メディアも注目の18歳は、南米大陸王者を決める大会で活躍する機会を手にし、スペインでの再出発に臨むことができるだろうか。そのパフォーマンスに注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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