現地時間６月14日にホスト国ブラジルの快勝とともに開幕したコパ・アメリカ。南米大陸の王者を決める戦いは、今後、さらなる活況を呈していくことが予想される。

　そのなかで注目されているのが、招待国として1999年パラグアイ大会以の参戦をする日本だ。

　グループリーグで対戦するのは、チリ、ウルグアイ、エクアドルと強敵ばかり。コパ・アメリカでは代表チームに選手の拘束権がないため、1997年生まれ以降の東京五輪世代が18人に占め、平均年齢22.3歳のメンバー構成となっている森保ジャパンは、厳しい戦いを強いられることが予想される。

　しかし、若きサムライ戦士たちに頼もしい味方（？）が現れた。現地時間17日に行なわれるチリとの初戦を前に、同国の動物園にいるバクが日本の勝利を予想したのだ。
 

　前回王者とサムライブルーの一戦の行方を予想したのは、ブイン動物園で飼育されているバクのマノーロである。占い時の様子を伝えたチリのスポーツ専門サイト『Red Gol』によれば、両チームの国旗が描かれたエサの入ったバケツを置くと、躊躇なく日の丸のほうをむしゃむしゃと食べ、「日本の勝利を予言した」という。

　信じるか、信じないかはあなた次第という話だが、動物による占いはサッカー界にとってあながち侮れないものがある。思い出されるのは、2008年にドイツのオーバーハウゼン水族館で飼育されていた真蛸のパウルだ。

　EURO2008のドイツ代表の勝敗を６試合中４試合も的中させたパウルは、さらに２年後の南アフリカ・ワールドカップでは決勝を含む予想した８試合を全て当て、スペインの優勝も見事に当て、世界各国で大きな話題を集めた。

　ちなみにパウルについては、現在ヴィッセル神戸でプレーする元スペイン代表MFのアンドレス・イニエスタも「彼を胴上げしたい」と称賛していた。

　はたして、マノーロの予想は的中するのか……。その結果も含めて日本とチリの一戦に注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部