【三浦泰年の情熱地泰】ブラジル編|カナリア軍団は男女ともに盤石! 日本は世界の舞台でどんな姿を見せてくれるのか?

2019年06月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

ブラジル女子代表の試合はズバリ面白かった!

 週末は田舎へ視察や試合を見に行くことが多い。今週はアリアンス・パルキ・スタジアムへ「パルメイラスvsアトレチコ・パラナエンセ」を仲間と観戦しに行ってきた。
 
 先週の土曜日はセリエDの試合、今週はセリエA。日本のJリーグで例えれば、存在しないがJ4とJ1みたいなものだ。
 
 やはりブラジレイロAは違う、J1とJ3リーグが違うように、スピード、戦術。
選手の質。スタジアム、観客数、盛り上がり、すべてが違う。当然ではあるが天と地だ。
 
「パルメイラスvsアトレチコ・パラナエンセ」の試合は面白かった。
 
 興奮できた。ホームのパルメイラスの嫌がることを立ち上がりから仕掛けるアトレチコ・パラナエンセ。試合は何が何でも勝点を持って帰ろうとするアトレチコ・パラナエンセはファウルが多く、最終的にはペナルティエリア内のファウルによりPKを与えてしまって、1−0でパルメイラスの勝利となった。
 
 日曜日は代表デーだった。日本ではキリンチャレンジカップが2試合行なわれた。もちろんブラジルでは放送を見れず、ハイライト動画を探して見ることしか出来ない。気になる内容だ。
 
 こちらではフランスで行なわれている女子W杯のジャマイカ戦とフル代表のHONDURAS戦。一歩も外に出ないでTV観戦した。
 
 コパ・アメリカも近づき、少しずつ代表モードを感じるTV番組も増えてきている。過去の映像を入れて、昔の選手が集まり討論する番組や、ネイマール中心のニュース。現在の代表トレーニング映像や国内リーグの結果と、TVをつければ必ずサッカーはやっている。
 
 そんな中、あまり積極的に見ることのなかった女子サッカーのブラジル代表対ジャマイカの試合を初めて見た。2011年に、なでしこがワールドカップを優勝した瞬間には、北九州の分析をやっていた程、女子の決勝があることを忘れてしまっていた。それ以来、見ないことにしていたが、ついにその気にさせてくれたブラジル女子代表。
 
 ずばり面白かった。
 
 本当は女子サッカーにもすごく興味があった。それは僕が教えているクラブの中学生の練習試合を日テレ・ベレーザに頼んでやってもらった時に、彼女たちがすごく良いボールの動かし方をしていた。
 
 それにもかかわらず監督業で女子のサッカーを見るのを忘れてしまっていた……。
 
 ブラジル女子代表は3−0で勝利を収めたのだが、一人ひとりの個人技も男子顔負け。さあホンジュラス戦は大丈夫か?と続けてTVにかぶりついた。
 結果は7−0の圧勝だ。
 
 立ち上がりでブラジルが2点を先制するとイライラしたのか、ホンジュラスの選手が冷静さを欠き悪いタイミングでのファウルで一発退場。ブラジルを相手に10人になってしまえば歯が立たない。あっという間に7点が入った。手を抜くことなく果敢に攻め続けたブラジル代表。一人少ないのだからと良く言うが、やりづらくなる時もある中でしっかり戦っていた。コパ・アメリカに向けて良い調整試合になった。
 

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