120分間の激闘を制してオランダがイングランドに逆転勝利!ポルトガルとの決勝へ【ネーションズ・リーグ】

2019年06月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

リンガードのゴールが取り消しに

延長戦の末にオランダがイングランドを撃破。ポルトガルの待つファイナルへ――。(C)Getty Images

 現地時間6月6日、UEFAネーションズ・リーグの準決勝がギマラエス(ポルトガル)で行なわれ、延長戦の末にオランダがイングランドに3-1で勝利。6月9日に開催される地元ポルトガルとのファイナルに駒を進めた。

 5日前にチャンピオンズ・リーグの決勝を戦ったリバプールとトッテナムの選手を先発から全員外したイングランドは、オランダにボールを支配される。

 しかし、前半は自軍の倍となる6本のシュートを浴びながらも、決定機は作らせない。

 逆に30分、マタイス・デリフトのミスを突いたマーカス・ラッシュフォードがPKを獲得。これをラッシュフォード自らが冷静に決めて、イングランドが先制する。
 
 後半に入ると、リードを許したオランダが攻勢を強める。それがようやく実ったのは73分。メンフィス・デパイのCKにデリフトがミスを取り返す渾身のヘッドを叩き込み、同点に追い付く。

 85分にはイングランドのジェシー・リンガードにゴールを許すも、VAR判定の末にオフサイドがあったとして取り消しとなる。終盤は両チームともチャンスを決め切れず、試合は延長戦に突入する。

 迎えた97分だった。ジョン・ストーンズからボールをかっさらったデパイがシュート。これはGKジョーダン・ピックフォードに防がれるも、こぼれ球を詰めた途中出場のクインシー・プロメスのシュートが、カイル・ウォーカーの足に当たってオウンゴールとなり、オランダが勝ち越しに成功する。

 その7分後にも、イングランドのミスからデパイのパスを受けたプロメスが決めて、ダメ押し点。120分間の激闘を制したオランダが決勝進出を果たしたのだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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