本田圭佑が目指す新天地は「とにかく強いリーグ」 Jリーグ復帰については…

2019年06月02日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「地球内であればどこでも」と本田節も炸裂

ミズノの最新シューズ発売イベントに出席した本田。囲み取材にて自身の去就について言及した。(C)SOCCER DIGEST

 元日本代表の本田圭佑が6月2日、東京都内で行なわれたミズノの最新シューズ「REBULA3(レビュラスリー)」発売イベントに登場。ファンとのフォトセッションやサイン会の実施後、記者の囲み取材に応じ、自身の去就について言及した。
 
 オーストラリアのメルボルン・ヴィクトリーを退団し、来季所属する新たなクラブを探している本田は、「まだ決まってないんですけど、1年間ポジションを変えて、コンスタントにプレーするっていうひとつの目標を(メルボルン・Vで)クリアすることができたので、それを今度は本当にレベルの高いところでやれるのかを確認したいと思っています」と、さらに上のレベルでプレーしたいという思いがあることを強調した。
 
 記者から具体的な国を聞かれると「地球内であればどこでも、とは思っていますけどね」と本田節で会場の笑いを誘う場面も。
 
「決まるまでは理想でしかないんですけど、とにかく強いリーグに。メルボルンのあとには強いチームに行こうと思っていたんで、狙い通り実現させたいなと思いますね。簡単ではないんで時間はかかるかもしれないですけど、諦めずに良いところを見つけたいなと思います」
 
 最後にJリーグへの復帰の可能性について聞かれた本田は、「ないかなー。まぁJリーグでプレーするのは岡崎に任せます。あいつはほんまに還暦までプレーするんちゃうかなと思いますけど。僕にはほかにも使命感を感じてやっていることがあるので、趣味も多いですし、いまのところは多くの日本人選手にJリーグは任せたいなと思います」と冗談交じりに、同じく移籍先が未定の岡崎慎司を挙げ、きっぱりと否定した。

 昨年、メキシコのパチューカから、オーストラリアのメルボルン・Vへと渡った本田。1シーズンで20試合・7得点と、個人の成績としては決して悪くないものだったが、チームはリーグ戦3位で優勝を逃し、ACLでは1勝もできずにグループステージ敗退となった。「とにかく強いリーグ、強いチームに行きたい」と力強く話す本田。その希望は果たして実現するのか、本田の一挙手一投足から今後も目が離せない。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事