「日本は真の王者だ」「韓国とは大違い!」中国紙が“踏み付け愚行”から日韓比較論を展開

2019年06月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

4年前の同じ大会に招待された日本チームは…

さすがに悪ふざけがすぎたU-18韓国代表チーム。一人ひとりが猛省していることだろう。(C)Getty Images

 いまだ中国版ツイッター「ウェイボー」では、活発な議論が繰り返されている。いわゆる"トロフィー・スキャンダル"に関してだ。
 
 5月29日に中国・成都で開催された国際ユース大会「パンダ・カップ」最終日。3連勝で優勝を飾ったU-18韓国代表の愚行が、世界規模で波紋を広げてしまった。表彰式の直後にあろうことか優勝トロフィーの上に足を乗せて高笑いする選手が登場し、その画像がSNS上で瞬く間に拡散。なかにはトロフィーに向けて放尿するポーズを取った者もおり、中国はもちろん韓国国内からも大バッシングを浴びているのだ。
 
 大韓サッカー協会はすぐさま大会運営サイドと中国サッカー協会に非礼を詫び、公式サイトでも謝罪文を掲載した。平身低頭で火消しに努めたが、優勝の権利とトロフィーは剥奪され、「もう2度と招待しない」と半ば追い返されてしまう始末。事態は収束の気配を見せていない。
 
 そんななか、中国スポーツ紙『網易体育』が社説でこの問題に言及。「これが同じ東アジアの王者か。韓国人は愚行に及び、日本人はゴミを拾う」と題し、日本と韓国の振る舞いの違いを論じた。
 
 まず同紙は、4年前の同じパンダ・カップで、日本チームが招待された際のエピソードを紹介している。
 
「2015年のパンダ・カップにやって来た日本の若きチームは、素晴らしい振る舞いを見せた。中国チームを5-1で圧倒したゲームである。彼らは試合後に驕り高ぶることなく、中国選手たちと握手し、会場を盛り上げた中国サポーターの前に足を運んで頭を下げ、最後に自分たちのサポーターの元に挨拶へ行った。今回の韓国とは大違いである。彼らこそが、真のチャンピオンだった」
 加えて、昨年のロシア・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦で日本代表はベルギーに敗れたが、その試合のロッカールームを綺麗に掃除し、ロシア語で感謝のメッセージを残した逸話をあらためて紹介。「しかもスタンドでのサポーターの振る舞いも感動を呼んだ。彼らは泣きながらゴミを回収して周り、その行為は世界中から称賛された。中国のサッカーファンも大いに感化されたのだ」と記している。
 
 さらに同紙は、日本の文化も韓国の文化も長所と短所があり、島国と半島など地理的条件もあって感覚が異なると論じている。ただ、「韓国には土下座の文化がある。大きなスポーツ大会の後などに国民に対して選手がする場面があるが、なのになぜ、国外の場ではその感覚を持ち合わせられないのだろうか」と残念がった。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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