［Ｕ－20ワールドカップ　グループＢ］Ｕ－20日本 ０-０ Ｕ－20イタリア／５月29日／ブィドゴシュチスタジアム
 
　喜びはあるが、不安感も拭いきれないだろう。
 
　Ｕ－20ワールドカップを戦う日本は、イタリアと０－０で引き分け、勝点を５に積み上げてグループ２位で決勝トーナメント進出を決めた。しかし、この試合では22分に田川亨介が右太腿裏を、78分に斉藤光毅が左肩を押さえて途中交代となってしまった。
 
　グループステージ突破を決めた充実感や安堵もあるだろうが、決勝トーナメントに向けてふたりのアタッカーが負傷したのも気がかりである。試合後、斉藤に怪我の具合を聞いた。
 
「いや、肩なんですけど、まだ診断とか何もしていないので、分からないですね」

　一方、田川は走ってスプリントを入れた時に足を痛めたようで、こちらも怪我の状態は「まだ分からない」と言う。
 
　試合直後だっただけに、怪我の詳細は明らかにされなかった。田川と斉藤について影山雅永監督は「そんなにひどそうにしていなかったので、５日間でどこまで回復させられるか、これは我々のスタッフの総力も問われますよね。色んなものを彼らもプロフェッショナルとしての能力を駆使して、回復に努めさせたいなと思います」とスタッフとともに次戦までの中５日でケアしようとしている。
 
「これから検査をして、間に合うのか、間に合わないのか、そういう部分も含めてジャッジ」と影山監督。田川と斉藤が決勝トーナメントまでに間に合うと信じたい。
 
取材・文●志水麗鑑（サッカーダイジェスト編集部）

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