アタランタとインテルが大混戦のCL出場権争いを制す!ミラン、ローマはELへ【セリエA最終節】

2019年05月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

インテルに敗れたエンポリは降格が決定

望外のCL出場権を手にしたアタランタ。その攻撃サッカーは称賛に値する。(C)Getty Images

 現地時間5月26日、セリエAの最終節(第38節)が開催された。

 アタランタ、インテル、ミラン、ローマの4チームに可能性があったチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権(4位以内)争いを制したのは、アタランタとインテルだった。

 勝てばCL出場権を獲得できる3位のアタランタは、サッスオーロに先制を許したものの、35分にCKのこぼれ球をドゥバン・サパタが押し込み同点に追い付く。

 さらに53分にアレハンドロ・ゴメスが勝ち越しゴール。65分にはマリオ・パシャリッチのヘッドでリードを広げ、クラブ史上初のCL出場を決めた。

 同じく勝利を挙げれば、目標達成のインテルは、残留争いに巻き込まれているエンポリと対戦。立ち上がりから圧倒的に攻め込みながらも、なかなかゴールが奪えなかったが、後半頭から投入されたケイタ・バルデ・ディアオが強烈な右足のシュートでネットを揺らし、均衡を破る。

 しかし、61分のPKをマウロ・イカルディが失敗すると、76分に同点ゴールを許す。ドローではミランに抜かれる可能性があるインテルは、81分にマティアス・ベシーノがシュート。これはポストに嫌われるも、ラジャ・ラインゴランが決めて再び勝ち越しに成功する。

 終盤はエンポリの猛攻を受けたものの、何とかこのリードを守り切り、4位が確定。2シーズン連続でCLの切符を手にした。
 
 上位2チームが勝利したため、スパルに3-2で勝利を収めたミラン、パルマを破り、"バンディエーラ(旗頭)"ダニエレ・デ・ロッシの最終戦を白星で飾ったローマは、コッパ・イタリアを制したラツィオとともにヨーロッパリーグへ回ることになった。

 なお、インテルに敗れたエンポリが18位となり、フロジノーネ、キエーボとともに降格が決定した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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