「100%の状態でいける!」日本と対戦するウルグアイの老将が主砲スアレスの“完全復活”を力説

2019年05月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

今月頭に受けた手術のリハビリは順調

大会を彩るスターの一人でもあるスアレス。その状態は日本にとっても気になるところだ。 (C) Getty Images

 来る6月にコパ・アメリカが幕を開ける。

 この南米王者を決めるビッグトーナメントに、招待国として20年ぶりに日本代表が参戦する。今月24日には、登録メンバー23人も発表され、久保建英や安部裕葵など日本の未来を担う逸材たちが名を連ねて、話題を集めている。

 そんなサムライブルーの前に立ちはだかるのは、いずれも強敵ばかりだ。グループステージでは、エクアドル、ウルグアイ、そして2連覇中のチリと対戦する。

 3か国とも一筋縄ではいかない相手だが、なかでも指折りの精鋭たちを揃えているのが、3大会ぶりの南米制覇を目論むウルグアイだ。

 24日から国内でのミニキャンプをスタートさせたウルグアイは、30日に登録メンバーを発表する予定となっている。エディンソン・カバーニやディエゴ・ゴディンなど欧州で活躍するタレントを擁する強豪国がどんなチーム構成で臨むのか、大きな注目を集めている。

 気になるのが、主砲ルイス・スアレスの状態だ。バルセロナに所属する生粋の点取り屋は、今月9日に膝の手術を受け、25日に開催されたバレンシアとのコパ・デル・レイも欠場している。
 一部では、大会に万全の状態で臨めないのではないか、という声も強まっており、ウルグアイの覇権奪回が危惧されてもいるが、そうしたネガティブな声をオスカル・タバレス監督は一蹴。スアレスをユース年代から見続けてきた72歳の老将は、25日に開かれた記者会見で、エースがエクアドルとの大会初戦に間に合うと強調した。

「もちろん、私は彼が間に合うと思っているよ。怪我の詳細な話を君たち(記者)に提供することはできないが、ルイスは我々に状態を適宜報告してくれている。コパ・アメリカが始まるときにルイスが100パーセントの状態であると自信を持って言えるよ。

 私は彼を焦らせるつもりはないが、ルイスはプロフェッショナルであり、しっかりと復帰に向けたトレーニングを行なえている。だから、我々にとって非常に重要な彼がチームとともに最初から戦えると、期待している」

 はたして、スアレスは、"御大"タバレスの言葉通りに万全のコンディションで代表チームに合流できるのか。日本にも影響を与えるだけに、今後も怪我の経過をチェックしたいところだ。

 なお、ウルグアイは16日にエクアドルとの大会初戦を迎えたのち、20日に日本、24日にチリと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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