クロップがリスクを冒すとは思えないが…
昨年のCL決勝でのサラーとの接触プレーで大バッシングを受けたS・ラモス。それゆえに彼がアンフィールドに行くのは考えにくいが……。 (C) Getty Images
スペインから舞い込んだ衝撃的なニュースがサッカー界を騒がしている。
現地時間5月24日、全国紙『AS』をはじめとする複数のスペイン・メディアが、レアル・マドリーの主将であるセルヒオ・ラモスがクラブを退団することを検討していると伝えた。
『AS』によれば、S・ラモスは、今年3月にサンチャゴ・ベルナベウで行なわれたアヤックスとのチャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント1回戦(第2レグ)の終了後、フロレンティーノ・ペレス会長とロッカールームで激しい口論になったことで、クラブ上層部との間に軋轢が生じ、"真剣に"移籍を考えているという。
すでに新天地候補も各国メディアを賑わせている。イタリアで、昨夏まで同僚だったクリスチアーノ・ロナウドがユベントスに誘っていると取り沙汰されれば、イングランドでは以前に関心を寄せていたマンチェスター・ユナイテッドが、チーム再建のための旗手として獲得を打診しているというニュースも飛び出している。
そんななか、電撃的な一報を届けたのが、英大衆紙『The Sun』だ。前述のS・ラモスの退団騒動を伝えたうえで、リバプールが獲得に興味を抱き、アプローチをかけていると報じたのだ。
現地時間5月24日、全国紙『AS』をはじめとする複数のスペイン・メディアが、レアル・マドリーの主将であるセルヒオ・ラモスがクラブを退団することを検討していると伝えた。
『AS』によれば、S・ラモスは、今年3月にサンチャゴ・ベルナベウで行なわれたアヤックスとのチャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント1回戦(第2レグ)の終了後、フロレンティーノ・ペレス会長とロッカールームで激しい口論になったことで、クラブ上層部との間に軋轢が生じ、"真剣に"移籍を考えているという。
すでに新天地候補も各国メディアを賑わせている。イタリアで、昨夏まで同僚だったクリスチアーノ・ロナウドがユベントスに誘っていると取り沙汰されれば、イングランドでは以前に関心を寄せていたマンチェスター・ユナイテッドが、チーム再建のための旗手として獲得を打診しているというニュースも飛び出している。
そんななか、電撃的な一報を届けたのが、英大衆紙『The Sun』だ。前述のS・ラモスの退団騒動を伝えたうえで、リバプールが獲得に興味を抱き、アプローチをかけていると報じたのだ。
しかし、この取引が実現する可能性は限りなく低いかもしれない。というのも、リバプールとこのスペイン代表DFの間には小さくない遺恨があるのだ。
舞台は、昨年6月にウクライナで開催されたチャンピオンズ・リーグの決勝だった。S・ラモスがリバプールのエースであるモハメド・サラーに危険なアフターチャージを見舞って、負傷退場を余儀なくさせたのだ。
無理な体勢からサラーを巻き込むようにして、左肩に大怪我を負わせたS・ラモスは、このエース交代がレッズの敗因に繋がったこともあり、凄まじいバッシングを受けた。リバプール・ファンから今でも毛嫌いされているのは、言うまでもない。
何よりもチームの和を重んじるリバプールのユルゲン・クロップ監督が、わざわざ内部崩壊を招きかねない補強をチームに求めるのは考えにくい。だが、『The Sun』は、移籍の可能性について次のように言及している。
「S・ラモスはリバプールの衝撃的なターゲットとして浮上している。今のところ彼はマージーサイドで嫌われている。だが、彼がファン・ダイクと(CBで)コンビを組むことになれば、レッズのファンは許すことを心に誓うかもしれない」
マドリーとの契約を2021年6月まで残しているS・ラモスの獲得には、最低でも契約解除金1億2000万ユーロ(約156億円)が必要とされ、さらに1250万ユーロ(約16億2500万円)の高額年俸が求められる、とされている。
すでにフィルジル・ファン・ダイクという大黒柱がいるリバプールが、金銭面を含めた大きなリスクを背負ってまで、現在33歳のS・ラモス獲得に乗り出しているのか、真相はまだわからない。
しかし、火のない所に煙は立たぬとも言う。もし、リバプールが実際に獲得へ動き、それが実現したならば、もちろん今夏のメルカートを揺るがすエポックメーキングな移籍となる。その動向に、引き続き注目したい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
舞台は、昨年6月にウクライナで開催されたチャンピオンズ・リーグの決勝だった。S・ラモスがリバプールのエースであるモハメド・サラーに危険なアフターチャージを見舞って、負傷退場を余儀なくさせたのだ。
無理な体勢からサラーを巻き込むようにして、左肩に大怪我を負わせたS・ラモスは、このエース交代がレッズの敗因に繋がったこともあり、凄まじいバッシングを受けた。リバプール・ファンから今でも毛嫌いされているのは、言うまでもない。
何よりもチームの和を重んじるリバプールのユルゲン・クロップ監督が、わざわざ内部崩壊を招きかねない補強をチームに求めるのは考えにくい。だが、『The Sun』は、移籍の可能性について次のように言及している。
「S・ラモスはリバプールの衝撃的なターゲットとして浮上している。今のところ彼はマージーサイドで嫌われている。だが、彼がファン・ダイクと(CBで)コンビを組むことになれば、レッズのファンは許すことを心に誓うかもしれない」
マドリーとの契約を2021年6月まで残しているS・ラモスの獲得には、最低でも契約解除金1億2000万ユーロ(約156億円)が必要とされ、さらに1250万ユーロ(約16億2500万円)の高額年俸が求められる、とされている。
すでにフィルジル・ファン・ダイクという大黒柱がいるリバプールが、金銭面を含めた大きなリスクを背負ってまで、現在33歳のS・ラモス獲得に乗り出しているのか、真相はまだわからない。
しかし、火のない所に煙は立たぬとも言う。もし、リバプールが実際に獲得へ動き、それが実現したならば、もちろん今夏のメルカートを揺るがすエポックメーキングな移籍となる。その動向に、引き続き注目したい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部