マンC祝賀パレードの裏で起きた奇跡! ファンの車に乗るペップの姿が!? ”僥倖”ツーショットを披露

2019年05月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

ホテルまで戻ろうにも人が多すぎて身動きが取れず…

大聖堂での祝賀イベントでファンの声に両手を広げて応えるペップ。 (C) Getty Images

 プレミアリーグ連覇に加え、リーグ・カップとFAカップも制し、イングランド史上初となる国内3冠を果たしたマンチェスター・シティ。現地時間5月20日に市内で祝賀パレードを行なったところ、大勢のサポーターが集まったのは言うまでもない。その数は10万人にも上ったと報じられている。

 その混雑ぶりは、シティのサポーターでもある英公共放送『BBC』付きのカメラマンに、またとない機会をもたらしたようだ。「BBCラジオ・マンチェスター」が21日に報じている。

 パレードの様子を撮影していたマーク・ヒルトン氏は、マンチェスター大聖堂でパレードが終わると、その場を去ろうと車に乗り込んだ。すると、黒いスーツを着て、耳にイヤホンをつけたシティのセキュリティーから呼び止められたという。

 ヒルトン氏はその時の様子をこう語っている。

「セキュリティーから『ペップ(グアルディオラの愛称)を彼の"家"まで乗せていってくれないか? 我々では彼をここから出すことができないんだ』と明かされた。最初は何の話だろうと思ったんだが、話を聞けば、臨時でジョゼップ・グアルディオラ監督の専用ドライバーになってくれということだったんだ」

 どうやら、グアルディオラは夜の祝賀会に向けて着替える必要があったようだ。だが、市内のホテルで着替えようにも、あまりの混雑に身動きがとれない。しまいにはペップ本人が歩いてホテルに戻ると言い出したのだという。

 だが、ホテルの周りにも人だかりができており、セキュリティーとしては安全面からその希望を受け入れることができななかった。そこで、顔なじみでもあるヒルトン氏に依頼することになったという。

 ヒルトン氏は「かつてないほどの笑顔になってしまったよ。信じられなかった。彼が車に乗り込むのをみんなが見ていたときは、私たちが注目の的だった」と述べている。

「(車中で)会話はあんまりしていない。けれど、私はずっと笑みを抑えられなかったよ。彼は私が今にも飛びついて彼にキスするんじゃないかと、ドアのほうに身をよせていたけどね!(笑)道中は運転しながらずっと、『だれもこんなこと信じないだろうなあ』と思っていた」

 だが、その証拠としてヒルトン氏は車中でのペップとのツーショットを撮影。本人の許可を得て、自らのSNSにも投稿している。ペップはパレードで着用していたハンチング帽にシティカラーのライトブルーの上着に身を包み、笑顔を浮かべている。

「実は、私用のスマートフォンは充電が切れていてガッカリしたんだが、会社用のスマホは充電が残っていたからそれを使ったんだ。帰って子供たちに話したけれど、写真を見せるまで信じてもらえなかったよ」

 愛するチームを指揮するカリスマ指揮官との束の間の"ドライブデート"。ヒルトン氏にとって、至福の時間だったことだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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