「フォルランやアグエロが去っても我々は…」グリエーズマンの電撃退団にシメオネ監督が言及――後釜候補は?

2019年05月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

条件は「20ゴールを奪えて安価な選手」

グリエーズマンをはじめ、ゴディン、リュカとチームを支えてきた面々が次々に退団。シメオネ監督にとっては頭の痛いところだ。(C)Getty Images

 5月14日、アトレティコ・マドリーのアントワーヌ・グリエーズマンが、今シーズン限りでの退団を発表した。新天地はまだ決定していないが、バルセロナへの移籍が有力視されている。

 スペイン紙『Marca』などが報じたところによると、絶対的エースを失う危機に陥ったアトレティコのディエゴ・シメオネ監督は、「このチームは約10年も(欧州のトップレベルで)競い続けてきた」とし、この危機を乗り越えなければならないと強調した。

「アルダ・トゥランやラウール・ガルシア、ラダメル・ファルカオ、ディエゴ・フォルラン、セルヒオ・アグエロといった選手たちが去っても、クラブは前進を続けてきた」

 アルゼンチン人指揮官は、「シーズン20ゴールを決めてくれて、安く手に入る選手を探している」と続けている。

「とても難しいことだ。でも、このユニホームを着ることに興奮し、モチベーションを感じる選手でなければならない。完成したスーパースターを獲得するのは難しいんだ。だが、我々は(5年前に)現在のグリエーズマン(というワールドクラス)になる選手をレアル・ソシエダから獲得した。私は夢にこだわり続ける」

 
 同紙によれば、後釜候補として、パウロ・ディバラ(ユベントス)やマウロ・イカルディ(インテル)、エディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)などが挙がっている。いずれもクラブでの存在感が以前より希薄になっているストライカーだ。

 さらに、ロレンツォ・インシーニェ(ナポリ)、ともに若手有望株のミケル・オジャルサバル(R・ソシエダ)やジョアン・フェリックス(ベンフィカ)なども注視しているという。

 名将シメオネは、はたして誰をグリエーズマンの後釜に据えるのか。移籍市場での動きに注目が集まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

次ページ【動画】ラ・リーガ公式が厳選したグリエーズマンのテクニック集

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事