広島、痛恨オウンゴールで5連敗! 鳥栖は新体制発足から2連勝で、暫定ながら降格圏脱出!!

2019年05月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

終盤87分のオウンゴールが決勝点に。

広島対鳥栖の一戦は意外な形で決着がついた。写真:徳原隆元

 J1リーグは5月17日、各地で12節の3試合を開催。エディオンスタジアム広島ではサンフレッチェ広島対サガン鳥栖の一戦が行なわれ、鳥栖が1対0で勝利を収めた。

 前節は対照的な結果となった両チーム。仙台に敗れ、4連敗を喫した広島に対し、金明輝新監督の初陣となった鳥栖はG大阪に快勝して連敗を5で食い止め、今季2勝目を挙げた。とはいえ、鳥栖も依然最下位に沈むだけに、ともに苦境を脱するべく勝利が欲しい一戦だ。

 鳥栖は前節に続き、フェルナンド・トーレスがベンチスタート。同じく金崎夢生も先発を外れ、豊田陽平とチョ・ドンゴンの2トップとなった。一方、広島は野津田岳人が2試合ぶりの先発復帰。前節、復帰戦でゴールを挙げたドウグラス・ヴィエイラも2試合連続での先発起用となった。

 試合は序盤からビルドアップから崩しに掛かる広島に対して、鳥栖は前線からの鋭いチェックで応戦。球際での激しい攻防が展開された。

 ボール支配率でほぼ同率となった前半は、シュート数こそ広島が7本、鳥栖が2本とフィニッシュへ持ち込む回数では差がついたが、互いに決定的なシーンは作れず。前半は0-0で折り返した。

 後半立ち上がり、先にチャンスを掴んだのは広島。49分、荒木隼人からのクロスに柴崎晃誠がヘディングで合わせるが、これは鳥栖GKの高丘陽平の好守に阻まれた。一方の鳥栖は61分、チョ・ドンゴンに代えて金崎を投入する。

 73分、広島は柏のクロスのこぼれ球に柴崎が反応。オーバーヘッド気味にシュートを放つが、これもGK高丘にキャッチされてしまう。

 すると終盤の87分に、鳥栖が均衡を破る。CKの流れから三丸拡が左サイドからクロスを上げると、これが広島のエミル・サロモンソンのオウンゴールを誘う。鳥栖が1点をリードする。

 鳥栖はその後、広島の反撃を抑えて1対0で勝利。勝点を10として試合終了時点で暫定ながら降格圏を脱出した。一方の広島は5連敗で、勝点17のままとなっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

※文中に登場のサガン鳥栖のGKは大久保択生選手ではなく、高丘陽平選手でした(文中は訂正済みです)。関係者の皆さまには大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません。訂正し、お詫び申し上げます。
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