ペップは今夏にスペイン復帰!? バルサ時代の同僚リバウドが将来図を予想「良いプロジェクトが提案されれば…」

2019年05月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

ペップの将来を決めるのは「仲間への想い」?

プレミアリーグでのここ2シーズンで勝点198を積み上げたシティを率いるグアルディオラ。近い将来に母国への帰還を果たすのかもしれない。 (C) Getty Images

 今シーズンのプレミアリーグ王者に輝いたマンチェスター・シティ。約139年に及ぶクラブ史で初となるトップリーグ連覇を成し遂げられたのは、やはり、スペイン人指揮官ジョゼップ・グアルディオラの存在が大きい。

 2016年の夏にバイエルン・ミュンヘンを離れてシティの指揮官に就任したグアルディオラは、豊富な資金力を後ろ盾に自身のメソッドに沿った選手補強だけでなく、スカウティングスタッフや施設へのテコ入れを敢行し、チャンピオンズ・リーグ制覇も目指せるチームへと昇華させた。

 昨年5月にシティと2021年6月までの延長契約にサインした際には、「ここでの仕事は私にとって喜びである」と語り、まさに順風満帆な監督キャリアを送っているグアルディオラだが、契約満了後のプランは未知数だ。そんな名将の将来図を、現役時代にバルセロナでともにプレーした元ブラジル代表MFのリバウドが予想した。
 
 現地時間5月15日にイギリスのベット会社『Betfair』のインタビューに応じたリバウドは、盟友グアルディオラの現状について、「彼はいつもドレッシングルームで『将来は監督になるんだ』と言っていた。だけど、率いた全てのクラブでこれほどまでに成功を収める監督になるとは予想できなかった」と話したうえで、スペイン人指揮官のキャリアを次のように見通した。

「ペップはシティでの仕事に満足しているのは明らかだ。ただ、スペインのクラブから良いプロジェクトを提案されれば、興味を抱くだろうね。彼は家族や友人から離れているのが、好きではないからだ。そして、仲間や家族との時間を本当に楽しんでいる。だからスペインに戻るという可能性は、この夏も除外されないはずだよ」

 さらにリバウドは、「気心の知れた仲間たちに対するノスタルジックな想いが、ペップの将来を決めるかもしれないね」とも語った。

 はたして、グアルディオラは、いかなる青写真を描いているのか。現代サッカー界屈指の名将のキャリアから今後も目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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