「もっと早く死にたかった」「トッティは追い出したのに…」デ・ロッシ退団にローマ・サポが嘆き!Jリーグ入りも噂される去就は…

2019年05月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

ローマでのプレーはあと2試合

18年のプロキャリアを送ったローマ退団が決まったデ・ロッシ。その去就に注目が集まる。(C)Getty Images

 ローマは5月14日、今シーズンいっぱいで契約満了となる主将ダニエレ・デ・ロッシとの契約を延長しないと発表した。1年前に引退したフランチェスコ・トッティに続き、ローマひと筋を貫いてきたバンディエーラ(旗頭)がクラブを去る。

 ロマニスタにとって、これほどショッキングな知らせはないだろう。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、SNSではサポーターの悲しみや怒りの声が寄せられている。

「もっと早く死にたかった」
「オレたちは心の準備できていないよ。いや、準備が整うことはない」
「DDR(Daniele De Rossi)は今日、Dolore Di Roma(ローマの悲しみ)でしかない」
「父親になるのが夢だ。子どもができたら、ローマとは何かを話す。まずは、彼からだ」
「君と一緒にロマニスタとしての自分の青春は終わる。君こそが僕のキャプテンだった」
 
 ローマのユニホームを着たデ・ロッシが見られるのは、あと2試合となる。とりわけ、26日の本拠地オリンピコでのパルマ戦は、ファンにとって特別な一戦となるだろう。

 あるサポーターは、パルマ戦のチケットを予約した画像を投稿。「息子の初スタジアム観戦をどの試合にすべきか、もう迷わない」と、ローマ愛を継承する日にしたい考えだ。

 デ・ロッシは会見で現役続行希望を明かしている。クラブは選手としての契約延長を望まず、トッティのように引退して幹部になることをオファーしたが、本人がこれを断った格好だ。

 そのため、「トッティは追い出せなかったのにダニエレはできたんだな」、「パルマ戦には行くけど、それは彼のためだけだ。お前たちはふさわしくない」と、クラブを批判するファンも多い。

 Gazzetta dello Sport紙は、「あなたたちは責任を負ったんだ。正しかった」と、クラブの決断を評価するサポーターもいたと伝えたうえで、「それは本当にわずかな数だった」とつけ加えた。

 イタリア・メディア『Calciomercato.com』が、アメリカのMLS行きを最有力としつつも、日本のヴィッセル神戸も選択肢に挙がっていると報じるなど、今後の去就が注目されるデ・ロッシ。だがまずは、愛するサポーターとの別れが待っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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