「お前はチビ!」C・ロナウドがローマMFを侮辱⁉「バロンドールを獲ってるからって…」

2019年05月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

得点王争いは残り2試合で5点差に

59分にC・ロナウド(左)とフロレンツィ(右)が口論に。後者はその後、意地の決勝ゴールを奪ってみせた。(C)Getty Images

 5月12日に行なわれたセリエA第36節で、ユベントスはローマに敵地で0-2と敗れた。すでにリーグ8連覇を果たしているとはいえ、移籍1年目での得点王を諦めていないクリスチアーノ・ロナウドにとっては、無得点での悔しい敗戦となった。

 直前の試合で得点ランクトップを走るファビオ・クアリアレッラ(サンプドリア)が26ゴール目を決めていただけに、5点差をつけられたC・ロナウドは焦りを感じていたのかもしれない。スコアレスで迎えた59分には、ローマのキャプテンマークを巻いていたアレッサンドロ・フロレンツィと口論する場面もあった。

 イタリア・メディアによると、C・ロナウドはこの時、フロレンツィに「お前、話すには小さすぎるんだよ」と発言したようだ。実際、185センチのC・ロナウドのジェスチャーは、172センチのフロレンツィのフィジカルを揶揄したかのようだった。

 その後、C・ロナウドは平静を取り戻したのか、笑顔でフロレンツィと抱擁をかわした。だが、イタリア代表MFのほうは心中穏やかではなかったのかもしれない。79分に決勝点となる先制ゴールを決め、喜びを爆発させている。

 イタリア衛星放送『Sky Sport』によると、フロレンツィは試合後にクラブ公式チャンネルで「(ユーベの選手が倒れている時)僕らは2回、ボールを外に出した。でも、彼は出さなかったんだ」と、負傷者を巡るボールの扱い方で揉めたと明かしている。
 
 フロレンツィは「彼はバロンドールを受賞しているし、ああやって自分が思うようにやる権利があると思っているんだろう」と皮肉ったうえで、「僕もピッチではバカなことを言ったり、やったりすることがある。でも、そういうのはピッチ上に留めるものだ」と、引きずることはないとつけ加えた。

 チャンピオンズ・リーグ出場権(4位以内)獲得を目指す6位のローマは、暫定3位アタランタとの勝点差3を保った(ローマと勝点差1で暫定4位のインテルは現地時間5月13日にキエーボ戦が控える)。大事な残り2試合に向け、騒動で気をそがれるのを望んでいないのかもしれない。

 それはユーベの背番号7にとっても同じだろう。5ゴール差を逆転できるか。残り2試合の対戦相手は、アタランタ、そしてクアリアレッラが所属するサンプドリアだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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