「戦力外通告」報道のベイルはやはり招集外!ジダン監督は「言ったかもしれないし…」

2019年05月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

代理人は「残留希望」を強調

ジダン監督(右)から構想外を伝えられたとされるベイル(左)。もう出場機会は巡ってこないのか?(C)Getty Images

 レアル・マドリーは5月12日のラ・リーガ第37節で、レアル・ソシエダと敵地で対戦する。11日に発表された招集メンバーリストに、ガレス・ベイルの名前はなかった。前節ビジャレアル戦に続き、2試合連続のメンバー外だ。
 
 今年3月ジネディーヌ・ジダン監督が復任して以降、シーズン後の放出がしきりに取り沙汰されている。先日も、ジダン監督がベイルと面談し、「構想外」を通達したと報じられた。一方で、ベイルの代理人であるジョナサン・バーネット氏は、メディアを通じて残留希望を強調してきた。
 
 スペイン紙『Marca』によると、会見でバーネット代理人の発言について問われると、ジダン監督は「何も答えたくはない。私は監督で、彼は彼の仕事をしているだけだ。私が考えなければいけないのは試合のことであり、心配しているのは良いプレーをすることだ」と述べるに留まった。
 
 また、ベイルとの面談についても、指揮官は「君たちに何も言うつもりはない」と、内部の話を明かすことはないと強調している。
 
「プライベートな会話はプライベートだ。すべての選手に対して同じようにするが、内部に留めておかなければいけない。ベイルと話したか? 話したかもしれないし、話していないかもしれない。選手たちとはいろいろな話をする。将来に関することだけではない」
 
 来シーズンに向けた改革が注目されるマドリーが、ジダン監督が評価するポール・ポグバの獲得に動くかも気になるところ。マンチェスター・ユナイテッドがチャンピオンズ・リーグ出場権を逃したことで、このフランス代表MFの周辺が余計に騒がしくなっているのだ。
 
 だが、ジダン監督はポグバについても「彼が好きなのは私だけじゃない。優れた選手はみんな好きなだ」とかわしている。
 
「彼はユナイテッドの選手であり、補強に関して君らに話すことはないよ」
 
 ベイル売却とポグバ獲得が希望と言われるジダン監督。そのフランス指揮官に復帰をしてもらった形のフロレンティーノ・ペレス会長は、要望を叶えるのだろうか。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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