「8日間必要」「車なら58時間」 EL決勝の地アゼルバイジャンへの交通アクセスが「超不便」と話題!

2019年05月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

ホームスタジアムの距離はわずか8マイルなのに…

バクーでのEL決勝はロンドン・ダービーに。チェルシーとアーセナルのファンには長旅に……。(C)Getty Images

 ヨーロッパリーグ(EL)は5月9日に準決勝・第2レグが行なわれ、チェルシーとアーセナルがファイナルに進出した。29日(水)に開催される決勝は、アゼルバイジャンのバクーで開催される。

 同じロンドンを拠点とし、ホームスタジアムの距離がわずか8マイル(約13キロ)という両クラブだが、サポーターは決勝のために2468マイル(約3970キロ)を移動しなければいけない。しかも、その移動手段も容易ではないという。英公共放送『BBC』が伝えている。

 BBCによると、決勝が開催される5月の最終週は、ロンドンとバクーを結ぶ直行便のフライトが予定されていない。そのため、試合当日に移動するには、イスタンブールやキエフでのトランジットが必要となり、最短でも6時間55分を要するという。

 決勝前後で直行便が飛ぶのは土曜日。つまり、5月25日にはロンドンを発たなければならず、バクーを離れられるのも6月1日。1試合のために、8日間の滞在が必要になる。

 陸路を使うという手もある。だが、電車でロンドンからバクーに向かうには、7つもの国をまたぎ、11回の乗り換えと4日以上を要するという。

 当然、車ならもっと時間が必要だ。オンライン検索によれば、最短でも58時間かかる。BBCは、食事や睡眠の時間を考慮すれば、決勝に間に合わせるのに、やはり25日の出発する必要があると伝えた。
 
 愛するクラブの大事な決勝戦とはいえ、現地観戦のハードルは低くない。ただ、BBCは、リーベルとボカのコパ・リベルタドーレス決勝とは比較にならないとも報じている。

 昨年12月のコパ・リベルタドーレス決勝では、第2レグを前にボカのチームバスが襲撃される事件が発生。南米王者を決める大会にもかかわらず、6000マイル(約9660キロ)以上も離れたマドリードで開催された。

 さすがにそれほどではないにしろ、かなり難儀な度になるのは事実。両軍のファンがいかなる手段でバクーに向かうのか、注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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