コンテ監督を巡ってユーベとインテルが争奪戦!古巣復帰ならアッレーグリはパリSGへ?

2019年05月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

ユーベであればサラリーが低くても

昨夏にチェルシーの監督を解任されてからフリーとなっているコンテ。はたして新天地は?(C)Getty Images

 悲願の欧州制覇のために、昨夏にクリスチアーノ・ロナウドを獲得したユベントスだが、今シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)では準々決勝でアヤックスの前に沈んだ。

 敗退が決まった直後、アンドレア・アニェッリ会長とマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、それぞれ来季の続投を明言した。だが、欧州の舞台を去って以降、指揮官交代の噂は後を絶たない。

 そして5月8日、イタリア『Sport Mediaset』は、契約が来シーズンいっぱいとなっているアッレーグリ監督が退任し、アントニオ・コンテが復帰すると報じた。2011-12シーズンからユーベをセリエA3連覇に導き、現在の黄金期の礎を築いた前任者だ。

 報道によると、8日にアニェッリ会長とパベル・ネドベド副会長、ファビオ・パラティチSDの"首脳会談"が行われ、コンテを後押しするネドベド副会長が、アニェッリ会長を説得。コンテ復帰が「大きく近づいている」という。
 
 一方で、『Sky Italy』は5月9日、インテルとの合意に近付いている、と報じている。また、Sport Mediasetは、インテルに年俸1000万ユーロ(約13億円)を求めたコンテが、ユーベなら800万ユーロ(約10億4000万円)で応じると伝えるなど、情報が錯綜している。

 いずれにしても、来シーズンからの現場復帰を目論むコンテがイタリアで指揮を執る可能性は少なくなさそうだ。

 仮にコンテがユーベに復帰とすれば、アッレーグリ監督に残された道は2つだ。契約は残っているため、年俸750万ユーロ(約9億8000万円)のサラリーを受け取りながら"休暇"を取るか、新たなクラブでの挑戦に臨むか、だ。Sport Mediasetは、後者になると報じている。

 その新天地とは、パリ・サンジェルマンだ。CL敗退以降、シーズン終盤に失速したフランス王者は、トーマス・トゥヘル監督の進退が騒がしい。Sport Mediasetは、パリSGがアッレーグリ監督に1500万ユーロ(約19億5000万円)と現在の2倍のサラリーでオファーしたと伝えている。

 14年にコンテが去り、アッレーグリを迎えてから5年。ユーベは再び指揮官を入れ替えて、悲願の欧州制覇に挑むのか。今後の進展に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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