メッシ、2季連続のショッキングなCL敗退に涙…現地紙アンケートで18万人以上のファンの6割が「彼は犠牲者」と回答

2019年05月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

米メディアはコウチーニョの責任を問う

アンフィールドでまさかの逆転負けを喫したバルサ。その主将であり、エースのメッシは人知れず涙に暮れていたようだ。 (C) Getty Images

 今シーズンこそ欧州王者の座を取り戻そうと意気込んでいただけに、落胆も計り知れない。

 現地時間5月7日、バルセロナはチャンピオンズ・リーグ(CL)準決勝・第2レグでリバプールに0-4と敗戦。ホームで開催された第1レグで3-0と完勝を収め、大きなアドバンテージを手にしていたにもかかわらず、「アンフィールドの奇跡」を許したかたちだ。

 バルセロナは昨シーズンのCL準々決勝でも、ローマを相手に3点リードから逆転され、ベスト8敗退。宿敵であるレアル・マドリーが前人未到の3連覇を果たしたこともあり、屈辱的なシーズンを送った。

 その悔しさを払しょくしようと、今シーズンから主将に就任したメッシは、開幕前に本拠地カンプ・ノウでのスピーチで、4年ぶりのCL優勝を目指すと宣言するなど、リベンジに燃えていた。それだけに、2年続けての劇的な逆転負けのショックは大きい。

 英紙『Guardian』によると、メッシは試合後のロッカールームで涙を流したという。同紙は、その様子が「慰めようのない」ものだったと伝えている。
 
 メッシに敗退の責任があるのか、それとも「犠牲者」なのか。スペイン紙『Marca』の電子版が実施した緊急アンケートに答えた18万人以上のユーザーのうち、60パーセントが「犠牲者」と回答した。

 一方で、"戦犯"のひとりとも批判されているフィリッペ・コウチーニョには、早くも放出報道が浮上している。米メディア『ESPN』によると、バルサのテクニカルスタッフは、昨年1月にリバプールからクラブ史上最高額となる1億2150万ユーロ(約158億円)で加入したコウチーニョのパフォーマンスに不満を抱いているという。

『ESPN』は、クラブ関係者が「コウチーニョはバルセロナの選手じゃない。それは明らかになった」と話したと報道。同関係者は、「彼は何もチームに加えられなかった。夏に去ることになるだろう」と口にしたとも伝えている。

 また、『ESPN』は、バルサ上層部がエルネスト・バルベルデ監督の進退も検討すると伝えており、2年連続のショッキングな敗戦に打ちひしがれたバルサは、再び欧州を制覇を目指すため、今夏にスカッドの見直しを図る可能性が高いと見られている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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