C・ロナウドにメッシの話はタブーなのか? 同僚MFが更衣室でのやり取りを告白「あまり試合の話はしないけど…」

2019年05月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「『昨日のメッシは観た?』なんて会話は許されている?」

ユーベの攻撃を巧みに操舵するピャニッチ(右)。今シーズンからチームメイトになったC・ロナウド(左)とのやり取りを明かした。 (C) Getty Images

 昨夏にレアル・マドリーからユベントスへ電撃移籍を果たしたクリスチアーノ・ロナウド。まもなくイタリアでの一年目が終わりを迎えようとしている。

 ユーベの悲願であった23年ぶりのチャンピオンズ・リーグ制覇をもたらすことはできなかったとはいえ、セリエAで29試合で21ゴールを決めて、前人未到の8連覇に大きく貢献。加入当初、「馴染むのに苦労する」という見方が少なくなかったカルチョで、圧倒的な存在感と実力を誇示した。

 そんな現代サッカー界を代表するスーパースターの素顔を明かしたのが、同僚の司令塔ミラレム・ピャニッチだ。

 現在29歳のボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFは、今月6日にフランスの民放局『Canal Plus』のサッカー番組に出演。そこでC・ロナウドとのロッカールームでの日常的なやり取りについて明らかにした。

「クリスチアーノはロッカールームでとても謙虚な男だよ。常にみんなを尊重してくれているんだ。たわいもない話もするよ。そして何よりも彼はピッチで全てを示す。それこそがここ(ユーベ)で尊敬を集めている理由だと思う」
 
 いかにC・ロナウドが優れているかを雄弁に語ったピャニッチに対し、番組の司会者から「彼とメッシの話はするの? 例えば、『昨日のメッシは観た?』なんて会話は許されるの?」と質問が飛んだ。

 2009年の夏から約9シーズンに渡ってスペインで熾烈な争いを続けてきたバルセロナのメッシは、言わずもがなC・ロナウド最大のライバルである。目の前でその名を口にするのはタブーなのか? ピャニッチは、この司会者の質問にこう答えている。

「クリスチアーノとメッシの試合の話をすることはないけど、僕も含めてみんながロッカールームでメッシの名前をしょっちゅう口にしている。だけど、決して怒らないよ。僕が思うに彼らは互いに尊敬し合っているんだ。二人とも、自分たちがここ数年のサッカー界で最高の選手だということをよく理解しているんだよ」

 そして最後にこう付け加えている。

「彼の振る舞いを間近で見られるのは、非常に幸運だよ。若手だけでなく僕らにとってもクリスチアーノは、プロフットボーラーとしての良い手本なんだ。毎日本当に最高だよ」

 このピャニッチをはじめ、多士済々の強者が揃うユーベで、入団1年目から尊敬を勝ち取っていることが明らかになったC・ロナウド。来シーズンこそビッグイヤーをもたらせるか。2年目への期待が早くも高まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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