アジア・チャンピオンズリーグのグループステージ５節、川崎フロンターレ対上海上港の一戦は５月７日、川崎のホーム、等々力陸上競技場で19時から行なわれている。
 
　１勝１分２敗で５戦目を迎えた川崎は、４-４-２のシステムでフッキ、オスカールなど世界的名手を揃える上海上港に挑んだ。GKはチョン・ソンリョン。ディフェンスラインは右から馬渡和彰、舞行龍ジェームズ、谷口彰悟、登里享平。ダブルボランチは大島僚太と守田英正のコンビで、両サイドにはドリブラーの齋藤学と長谷川竜也を配置。２トップにはレアンドロ・ダミアンと小林悠を並べた。
 
　グループステージ突破のためには引き分け以上が絶対条件の川崎は、開始直後から小林が右サイドから積極的にクロスを入れるなど、攻勢に出る。しかし、６分に相手のカウンターが発動。オスカルの縦パスを受けた、フッキが得意のドリブルで左サイドを駆け上がると、GKと１対１に。そのままGKを冷静にかわしたフッキが先制点を決めた。

　先制点を奪われ、追い込まれた川崎はポゼッション重視のサッカーで相手の隙を探る。

　ディフェンスラインを高い位置に保つ川崎は迎えた13分。ペナルティエリア手前で齋藤からのリターンパスを受けたL・ダミアンが、身体を張ったドリブルで中央に切り込み、右足でシュートを放つ。これがネットに突き刺さり、川崎が同点に追いつく。
 
　その後も川崎の攻勢が続くも、上海上港の堅い守備を攻略できず。１-１のドローで前半を折り返した。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部