「時に叩いたこともあった…」ソン・フンミンの父親が愛息に暴力を振るった過去を英メディアに明かす!

2019年05月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「欧州では理解されないだろうが…」

プレミアでも指折りのパフォーマンスを見せ続けているソン・フンミン。その活躍の礎となったのは、父親からの教えだった。 (C) Getty Images

 現地時間5月8日、トッテナムはアヤックスとのチャンピオンズ・リーグ(CL)準決勝・第2レグに臨む。ホームでの初戦を0-1と落とし、敵地での逆転を目指すマウリシオ・ポチェティーノ監督のチームで期待されているのが、第1レグで出場停止だったソン・フンミンだ。

 マンチェスター・シティとのCL準々決勝で、ソン・フンミンは2試合で3ゴールをマークし、クラブを初のベスト4進出に導いた。エースのハリー・ケインが負傷離脱している中で、チームを牽引したのが、韓国代表FWだったのだ。

 トッテナムに欠かせない存在となったソン・フンミンの基礎を叩き込んだのが、父親のウン・ジョン氏だ。

 愛する息子に対して、時には手をあげたこともあったという。英公共放送「BBC」によれば、韓国人のパク・ミンヘ記者の取材に対して、「私は何度も息子を叩いた。時に必要なことだからだ。それは欧州で理解されないと分かっているがね」と話している。

 ソン・フンミンの父親の告白を受けてパク記者は、「BBC」に「非常に通例的な練習であり、特に彼の場合では、両親によるものだった」と説明。さらに「韓国人の視点では、より理解できることだ」と語った。
 
 母国におけるソン・フンミンの人気は言うまでもない。昨年のアジア大会優勝で兵役が免除された時の姿勢も、韓国の人々の支持を集めたという。

 同記者は、「私たちは姿勢を重視する。それは文化的なことだ。かつては、国旗に対する感謝や敬意を示さなかったアスリートたちもいた」と述べた。

「アジア大会後にソン・フンミンと彼の父親が称賛されたのは、インタビューの中で兵役免除に聞かれた際に、すべては彼らを応援した韓国の人たちのおかげと話したからだ」

 もちろん、アヤックス戦への期待も大きい。パク記者は、「(活躍すれば)国の成功となる。『私たち』が成功したみたいになるはずだ」と話した。

 果たして、ソン・フンミンはその期待に応え、トッテナムをマドリードでのファイナルに連れていくことができるだろうか。そのパフォーマンスが注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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