長友佑都が奮闘したガラタサライ、「疑惑のゴール」で宿敵ベジクタシュとのダービーに快勝して首位浮上!香川真司も途中出場で日本人対決が実現!

2019年05月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

ガラタサライが得失点差でトップに躍り出る!

欧州の公式戦では初対決となった長友(左)と香川(右)。両者が同時にピッチに立ったのは75分からだった。(C)Getty Images

 現地時間5月5日にトルコ・シュペルリギの第31節、2位のガラタサライ(勝点60)と3位のベジクタシュ(同59)のインスタンブール・ダービーが開催された。

 ガラタサライの長友佑都とベジクタシュの香川真司が、欧州での公式戦では初めて対決することでも話題となった大一番で、前者が左SBで先発したのに対し、後者はベンチスタートとなった。

 両チーム決定機が作れないなか、最初にチャンスを掴んだのはホームのガラタサライ。34分、左サイドから抜け出たヘンリー・オニュクルが切り返してシュートを放つも、GKロリスにセーブされる。

 その2分後にも同じような展開から再びオニュクルが右足でシュートを放つが、これもドイツ人GKに防がれた。

 だが、動き出しの良さを見せていたこのナイジェリア代表FWが、ついにゴールをこじ開ける。44分、スローインから一気のカウンターでパスを繋ぎ、最後はフェルナンドのパスを無人のゴールに流し込んだ。

 ベシクタシュの選手たちは、自分たちボールのスローインだったと猛抗議をしたが、認められず。前半はアディショナルタイムにアデム・リャイッチが個人技からシュートに持ち込んだシーンが唯一の見せ場だった。
 
 後半に入って55分、ベジクタシュは、選手交代(ギョクハン・ギョニュルからアドリアーノへ)の隙を突かれ、再びスローインからエムバイ・ディアニェが持ち込まれて、フリーのフェルナンドに追加点を奪われる。

 これでようやく目が覚めたのか、アウェーチームが反撃に出る。62分にイェレマイン・レンスのクロスにリャイッチが合わせるも、GKフェルナンド・ムスレラの正面を突く。

 迎えた67分、エリア内でディアニェをドゴマイ・ヴィーダが倒してしまい、一度はガラタサライにPKが与えられるもVAR判定でオフサイドがあったとして、取り消しとなる。

 香川真司にようやく出番が回ってきたのは75分。いきなりリカルド・カレスマへダイレクトパスを通し、FKを獲得。これをリャイッチが狙うもGKにキャッチされる。

 ブラク・ユルマズが至近距離から放った80分のシュートもムスレラの牙城を崩せず、ベシクタシュはゴールが奪えない。

 試合はこのまま2-0で終了。ムスレラや長友ら守備陣の奮闘もあり、宿敵に完勝したガラタサライは勝点60でバシャクシェヒルと並び、(直接対決はドローのため)得失点差でトップに立った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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