「スタメン11人入れ替え」のバルサが今季3敗目――セルタは残留に向け大きな一勝!

2019年05月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

3日後のCLに備えてレギュラー陣を温存

“二軍”とはいえバルサを破ったセルタ。残留に向け大きく前進した。(C)Getty Images

 現地時間5月4日に開催されたラ・リーガ第36節で、前節に26度目のリーガ制覇を決めたバルセロナが、残留争いに巻き込まれているセルタと敵地で対戦した。

 ミッドウィークに開催されたチャンピオンズ・リーグ準決勝・第1レグでリバプールに3-0の勝利を収めたバルサは、3日後の第2レグに備えて、スタメン11人を総入れ替え。出場停止のイバン・ラキティッチとセルヒオ・ブスケッツに加え、リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、マレク=アンドレ・テア・シュテーゲン、ジェラール・ピケ、ジョルディ・アルバ、セルジ・ロベルトのを招集外、クレマン・ラングレ、アルトゥーロ・ビダル、フィリッペ・コウチーニョの3人をベンチスタートにした。

 代わりにスタメンを飾ったのは、GKヤスパー・シレッセンやケビン=プリンス・ボアテングといったこれまで出場機会が少なかったバックアッパーや、いずれもBチーム登録のDFジャン=クレア・トディボ、DFムサ・ワゲ、MFリキ・プッチなどだ。

 開始5分、バルサにアクシデントが発生。ウスマンヌ・デンベレが右足のハムストリングを痛めて、Bチーム登録のアレックス・コジャードと交代する。

 これでさらに戦力が低下した王者は、ボールは圧倒的に支配するものの、決定機を作り出せない。前半の枠内シュートは1本に終わった。
 
 後半に入って49分、セルタはCKからセストル・アラウホがネットを揺らすもVAR判定の末にオフサイドがあったとして取り消される。

 その後もセルタがペースを握り、56分にはソフィアンヌ・ブファルが右足でシュートを放つも惜しくもゴール上に外れる。マキシ・ゴメスがフリーで放った63分のヘッドもシレッセンの正面を突く。

 均衡が破れたのは67分だった。右サイドからリャド・ブデブスの挙げたクロスにM・ゴメスが倒れ込みながらボレーで合わせ、セルタが先制する。

 さらに88分、ワゲのハンドで得たPKをイアゴ・アスパスがきっちり決めて、勝負を決定づけた。

 ノーゴールで敗れたバルサは今シーズン3敗目。一方のセルタは、残留に向けて貴重な勝点3をモノにした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事