C大阪、4試合ぶりのゴールで松本を撃破!都倉、B・メンデスの”超高層2トップ”が機能

2019年05月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

187センチの都倉、184センチのB・メンデスが存在感を発揮

B・メンデスは、絶妙にコントロールされたヘディングシュートでネットを揺らした。写真:徳原隆元

[J1リーグ10節]松本0-2C大阪/5月4日(土)/サンアル
 
 J1リーグ10節の松本山雅FC対セレッソ大阪が4日、サンプロ・アルウィンで行なわれ、2-0でC大阪が勝利した。
 
 ホームの松本は永井龍が6試合ぶりにスタメンに入り、システムは3-4-2-1を採用。C大阪はソウザが2試合連続でスタメンを外れる一方で、水沼宏太が開幕戦以来の先発出場を果たし、CBの一角にはJ1デビューの18歳・瀬古歩夢を起用した。システムは都倉賢とブルーノ・メンデスが2トップを組む4-4-2だ。
 
 松本はここまで9試合で6ゴール、C大阪は5ゴールと、ともに得点力に課題を抱える両チームの対戦は、前半に動いた。21分、水沼からのロングボールをB・メンデスがペナルティエリア手前で競り勝ち、右サイドのスペースへボールを送る。ここに走り込んだ奥埜博亮が、ゴールラインぎりぎりからクロスを折り返し、B・メンデスがヘッドで合わせて先制点を奪った。B・メンデスにとってはリーグ戦初、チームにとっては4試合ぶりのゴールとなった。
 
 C大阪はその後も187センチの都倉、184センチのB・メンデスという超高層2トップをターゲットにして松本を押し込み、試合の主導権を握る。対する松本は有効な攻撃の手段を見出せないまま時間を消化し、前半をノーゴールで折り返した。

 後半は松本が前線から強烈にプレスをかける。引いて守っていた前半とは打って変わって攻撃もアグレッシブな姿勢を見せ、左サイドの高橋諒の仕掛けをメインにゴールに迫った。
 
 しかし、徐々にプレスに慣れたC大阪は、前に出て来る松本の裏のスペースを突いてチャンスを作る。69分には右サイドに流れたB・メンデスのクロスを都倉が落とし、エリア内で水沼がシュート。これはゴールの枠を外れたが、迎えた83分に追加点を奪った。
 
 松田陸がバイタルエリアに縦パスを打ち込むと都倉がスルー。ボールを受けた水沼のドリブル突破はDFに阻まれたが、ゴール前にこぼれたボールをB・メンデスが拾ってシュートを放つ。これはGKに防がれるも、弾いたところに詰めた奥埜がフリーで押し込んだ。
 
 2点のビハインドを背負った松本は、途中出場のレアンドロ・ペレイラを目掛けたロングボールで反撃に出るが、ゴールを奪えないまま試合は終了。B・メンデスと都倉の2トップが機能したC大阪が、アウェーで5試合ぶりの勝点3を手にした。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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