「ブレンダンが救世主だ」リバプール・ファンは元レッズ指揮官が率いるレスターに“ストップ・ザ・シティ”を期待!

2019年05月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

シティにタイトルをさらわれた経験が…。

今年2月にレスターの監督に就任したロジャース。シティの連勝を食い止められるか。(C)Getty Images

 リバプールにとって、最悪のシナリオになりつつある。

 現地時間5月1日、敵地カンプ・ノウに乗り込んだチャンピオンズ・リーグ準決勝の第1レグで、バルセロナに0-3と完敗。7日にホームでの第2レグが残っているとはいえ、バルサ相手に4点差の勝利という勝ち抜け条件が、極めて難しいミッションであるのは間違いない。

 残り2節となったプレミアリ―グでも、マンチェスター・シティと1ポイント差の2位。敵失を期待するしかない状況だが、リーグ戦12連勝中の王者にその気配は見られない。

 シティは、6日にホームで8位のレスターと、12日にアウェーで17位のブライトンと対戦。連勝すれば無条件でクラブ史上初の連覇が決まる。
 
 リバプール・ファンが期待しているのが、前節にアーセナルを3-0で叩きのめすなど上り調子のレスターだ。しかも、率いるのはリパプールの元指揮官ブレンダン・ロジャース。2012年夏から15年10月までレッズを指揮し、13-14シーズンには悲願のプレミア制覇まであと一歩というところまで迫った。

 奇しくも、そのシーズンに優勝をさらったのがシティだった。その時のリベンジを、ロジャースが晴らしてくれるのではないか。現地ウェブサイト『LONDON FOOTBALL』が紹介したのは、そんな期待を寄せているリパプール・サポーターのツイートだ。

「ブレンダンが救世主だ」
「シティ対レスターの後、リパプールがトップに立つ予感がする」
「ロジャースにとって"2度目の"タイトルレースだ」
「ブレンダンの時代は栄光への道を進んでいた」

 当のロジャース本人はどこ吹く風だ。リバプール地元紙『Liverpool Echo』によると、北アイルランド出身の指揮官は、「シーズン終盤でエキサイティングな試合になる。ベストを尽くしたい」と意気込みを語ったものの、「シティを破れば、リパプールを助けることになるが?」という問いには、こう答えた。

「私はレスターの監督だ。このクラブのことに集中している」    

 ロジャース率いるレスターは、シティを破ってリバプールの29年ぶりのリーグタイトル獲得をアシストするのか。クロード・ピュエル前監督の下で臨んだ昨年12月の対戦では2-1でシティを破っているが、はたして――。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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