武藤嘉紀に強力ライバル!? ニューカッスルが今夏の補強候補として“新たなアスプリージャ”にロックオン!

2019年05月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

得点力不足の攻撃陣をテコ入れ!

ニューカッスルが獲得に動いているとされるウルタード(左)が加入すれば、武藤の立場にも影響が……。 (C) Getty Images

 古豪復活をかけて、10位でフィニッシュした昨シーズン以上の成績を目指したニューカッスルだったが、蓋を開けてみれば、プレミアリーグで開幕から10戦白星なし(3分け7敗)とスタートダッシュに失敗。その後は何とか持ち直したものの、第36節終了時点で10位とは8ポイント差の13位とボトム10フィニッシュが確定してしまった。

 そんな期待外れに終わった今シーズンの反省を基に、クラブは来シーズンに向けた強化の動きを早めているようだ。英紙『The Sun』は、ニューカッスルが、アルゼンチン・リーグのヒムナシア・ラプラタに所属するベネズエラ代表FWヤン・ウルタードに興味を示していると報じた。

 現在19歳のウルタードは、所属するヒムナシアでエースとして君臨。今年3月に行なわれたアルゼンチン代表との親善試合でA代表デビューも飾った、南米サッカー界で期待されている原石の一人だ。

 巧みなテクニックと力強いシュート力を有することから、かつてコロンビア代表で活躍し、1996年から約2年間に渡ってニューカッスルでもプレーしたティノ・アスプリージャと比較される逸材だ。

 今シーズンのニューカッスルは、プレミアリーグで下から4番目の36ゴールしか挙げられておらず、得点力不足の改善が急務となっている。ゆえに「新たなアスプリージャ」に白羽の矢を立てたというわけだ。
 
 ウルタードについて、『The Sun』は次のように記している

「ニューカッスルは、南米サッカー界を代表する若手ストライカーへ投資する準備ができている。戦術家ラファエル・ベニテスは、オーナーのマイク・アシュリーにウルタードを獲得するように要望するだろう。

 同じベネズエラ代表のFWサロモン・ロンドン頼みの攻撃を向上させることに、ベニテスは熱心になっている。CFでもウイングでもプレー出来る器用さ備え、将来性もあり、次なるブレイク候補でもある19歳のウルタードをセント・ジェームズ・パークに招き入れるはずだ」

 報道の通り、ウルタードの加入が決まれば、ニューカッスルの攻撃陣は、今年1月にMLSのアトランタ・ユナイテッドから引き抜いたパラグアイ代表の攻撃的MFミゲル・アルミロンやロンドンなど、今まで以上に層が厚くなる。

 仮にそうなれば、イングランド初挑戦となった今シーズンの公式戦で16試合1ゴールと苦しんだ日本代表FW武藤嘉紀は、より厳しいポジション争いに身を置くことになりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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