「蹴られてばかりだった」アヤックスで躍動する吉田麻也の元同僚FWが衝撃の告白!サウサンプトンを離れた驚きの理由とは?

2019年05月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「フォワードは守ってもらえない」

アヤックスの攻撃を牽引するタディッチ。CLではチームトップの6ゴールを挙げている。(C)Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ(CL)でレアル・マドリーとユベントスを破り、トッテナムとの準決勝・第1レグでも敵地で勝利し、決勝進出に近づいているアヤックス。破竹の勢いで快進撃を続けるチームで称賛を集めているひとりが、今シーズンから加入したドゥシャン・タディッチだ。

 吉田麻也が所属するサウサンプトンで4シーズンを過ごしたセルビア代表FWは昨夏、29歳でイングランドを去り、アヤックスに移籍。そして1年目から、公式戦で34得点とゴールを量産し、チームの大躍進に貢献している。

 世界最高峰のプレミアリーグでのプレーを捨ててまで、エールディビジに戻ったのはなぜなのか。英紙『Telegraph』によると、タディッチは「蹴られてばかりだったから」と説明している。

「プレミアでは、トップ6でなければ試合を支配することができない。ボールを持たない時間が多いんだ。(厳しい接触プレーがあってもレフェリーに)あまり守ってもらえないから、プレミアはハードなんだよ。

 8割がディフェンダーのためで、2割がフォワードのためみたいな感じなんだ。ヨーロッパの舞台では大きな違いがある。もっと保護されているんだ」
 
 新天地のアヤックスではその攻撃センスを存分に発揮し、プレーを楽しんでいるようだ。

「アヤックスでのプレーするのは大好きだ。僕らはどんな相手に対してもゲームを支配しようとする。素晴らしい哲学で素晴らしいサッカーをしている。

 僕は9番として攻撃的な役割を担うことを楽しんでいるよ。自由を与えられていて、自分が好きなところに動ける。自由にプレーし、チームのためにハードワークするのが好きなんだ。僕らは互いのためにプレーし、戦っている。それが大事なんだ。

 僕らは、ビッグクラブではないけど、再び欧州の舞台で成功できることを証明している。その一員でいられるのは嬉しい」

 もちろん、マドリードでの決勝に進むことが決まったわけではない。タディッチは、「やるべき仕事が残っており、道のりは長い」と、気を引き締めた。

「トッテナムは素晴らしいチームだ。簡単にはいかないだろう。(第1レグは)良い結果だったけど、決勝に行きたいのなら、それに頼ってはいけない。ホームで勝利を目指す。それが最善の道だ」

 タディッチ擁するアヤックスはこのままファイナルに進むのか。第2レグは現地時間8日に行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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