バルセロナは５月１日、チャンピオンズ・リーグ（CL）準決勝の第１レグでリバプールにホームで３-０と勝利した。圧巻の直接FKを含む２ゴールでチームを勝利に導いたのが、キャプテンマークを巻くエースのリオネル・メッシだ。

　この試合自身２点目となるFK弾でクラブ通算600点目という金字塔を打ち立てたアルゼンチン代表FWには、多くの賛辞が寄せられている。イタリアのレジェンド、アレッサンドロ・デル・ピエロもそのひとりだ。

　イタリア衛星放送『Sky Sport』によると、デル・ピエロは「今夜のメッシは神がかっていたと思う。１点目だって簡単じゃない。（２点目の）あのFKをあの強さ、あの精度で蹴れるなんてクレイジーだ」と、絶賛している。

「壁のつくり方も良くはなかった。だけど、正直、壁にもう一枚いたところで、結果は変わらなかったと思う。メッシは状況を読んで、解決策を見つけたんだ。どちらにしても得点になっていただろう」

　メッシの永遠のライバル、クリスチアーノ・ロナウドも先日、ユベントスでクラブ通算600得点を達成したばかりだ。だが、マリオ・バロテッリは、メッシの方が一枚上手だと評価しているようだ。

　イタリア代表の悪童は自身のインスタグラムで、「メッシは怪物。頼むから、サッカーのために、メッシとユーベの７番を比較しないでくれ」とコメント。「ユーベの７番は俺より凄いと書き込んでいる人たちよ、だれと比較しているのさ？」と続けた。

「クリスチアーノとメッシは、世界で最強のふたりだ。だけど、メッシは別の惑星から来た人間なんだよ」
 

　メッシとC・ロナウドは、どちらが上なのか。そして、メッシはペレやディエゴ・マラドーナをも上回る歴代最強選手なのか。つねに論じられるテーマだ。

　この試合でのメッシの活躍を受けて、『Sport Mediaset』が実施したアンケートでは、4500人近いユーザーのうち、51パーセントが「ペレやマラドーナを凌駕する」と、メッシが歴代最強と回答した。

　なお、25パーセントは「C・ロナウドは凌ぐが、ペレやマラドーナには及ばない」と答え、「CR7のほうが上」と回答したのは24パーセントだった。

　この議論が尽きることはないだろう。確かなのは、メッシがまたもファンの心を震わせるパフォーマンスを見せてくれたということだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部