ザルツブルク、オーストリア国内杯で2年ぶりの優勝! 南野拓実は後半から出場

2019年05月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

南野は後半から途中出場

後半から途中出場した南野。ダブールらと好連係を見せたが得点は奪えず。 写真はザルツブルク公式HPより。

 現地時間5月1日、オーストリア国内カップの決勝が行われた。南野拓実が所属するレッドブル・ザルツブルクはラピド・ウィーンと対戦し、2-0で勝利。2年ぶりの国内カップ優勝を果たした。

 この大一番でザルツブルクは4-3-1-2の布陣。2トップにはムナス・ダブールとヘンドリク・グラブランドセンがコンビを組み、南野はベンチスタートとなった。

 試合開始直後から主導権を握ったザルツブルクだが、ラピド・ウィーンの激しいチェックに苦しむ時間帯が続き、なかなか前線にボールを供給することができない。29分にようやくダブールのポストプレーからザベル・シュラガーがミドルシュートを放つが、GKの好セーブに阻まれる。

 33分、35分に立て続けにCKを与えるなど、流れが少しずつラピド・ウィーンに傾きかけた37分、流れを変えたのはダブールのプレーだった。

 ゴール前で幾度もポストプレーを繰り返していたダブールは、左SBを駆け上がったパトリック・ファルカスとの見事なワンツーでラピド・ウィーンの最終ラインを崩し、ファルカスがエリア内に走り込みながらゴールに蹴り込んで先制。

 直後の39分、今度は左サイドからのクロスにダブールが飛び込んで頭で合わせ、瞬く間に2-0とした。

 前半だけで2点のアドバンテージを得たザルツブルクだが、後半開始早々からラピド・ウィーンの積極的なロングボールを駆使した攻勢に苦しんだ。

 そこで67分にはトップ下を務めていたハネス・ヴォルフに代えて南野、ズラトコ・ユヌゾビッチに代えてドミニク・ショボスライを投入し、中盤の立て直しを図りつつ、3点目を狙う。

 だが、74分に危うく失点の場面も。FKからのラピド・ウィーンにゴールを許したものの、ザルツブルクDFへのファウルが取られて無効となったが、危険なシーンが続いた。

 84分、ザルツブルクの選手が接触プレーで倒れ込んでいたものの、プレーを止めなかった主審に対して何事か発言したファルカスが、今日2枚目のイエローカードを受けて退場処分に。ザルツブルクは残り時間を数的不利で戦うことになる。

 だが、その後はきっちりと守り切り、多少ヒートアップしながらもアディショナルタイム5分を乗り切ったザルツブルクが勝利。2シーズンぶりのオーストリア国内カップを手にしている。

 国内一冠を達成したザルツブルクは、リーグ戦制覇の可能性も残しており、順調にいけば今季二冠達成を狙える立場にある。リーグ戦の次節は現地時間5月5日、オーストリア・ウィーンと戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
 
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