敵地でトッテナムを撃破したアヤックスを地元紙が絶賛!「おとぎ話は続く」「スパーズは“たじたじ”だった」

2019年05月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

23年ぶりにファイナル進出へ前進

敵地で先勝したアヤックス。ファン・デベークが挙げた先制点を守りきった。(C)Getty Images

 もうその実力を疑う者はいないだろう。

 現地時間4月30日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)準決勝・第1レグで、アヤックスは敵地でトッテナムに1-0の勝利。23年ぶりの決勝進出に向けて、一歩前進した。

 いずれも優勝候補のレアル・マドリーとユベントスを連破して勝ち上がったきたオランダの名門は、6万243人の観衆を集めたトッテナムの新本拠地でも主導権を握り、普段通りの攻撃的なサッカーを披露。15分にMFドニー・ファン・デベークが挙げた1点が決勝点となり、大きなアドバンテージをモノにした。
 
 この堂々とした戦いぶりをオランダ紙『AD』は絶賛。「アヤックスが決勝に近付いた。おとぎ話は続いている」と綴り、こう続けた。

「プレッシャー? 緊張? このチームは恐れを知らない。注目度が上がるほど力を発揮する。6万人が詰めかけた敵の本拠地でも、キックオフ直前にドゥシャン・タディッチとハキム・ジイェフは笑顔を見せていた。

 彼らはどのスタジアムでも、どんな相手でも、自分たちのサッカーをする。ファン・デベークがゲームを支配していたのが印象的だ。スパーズは"たじたじ"だった。アヤックスは次第にボリュームが上がっていくトッテナム・サポーターの大声援なんて意に介さなかった。

 ファイナル進出に近付いた状況で、水曜日(8日)にホームのヨハン・クライフ・アレナに戻って来る。そこは、アヤックスが予想だにしなかったCL決勝への切符を手にする舞台となる」

 ただ、最後にこう付け加えてもいる。「ポストに嫌われた(78分の)ダビド・ネーレスのシュートが決まり、2-0になっていたら、さらに有利な状況だったが……」

 この絶好のチャンスを逃したことがどう響くのか――。運命の第2レグは8日後に行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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