「バルサに獲られてはいけない!」C・ロナウドがマンUの名手獲得をユーベ上層部に直談判!?

2019年04月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

ラムジーに続いて「移籍金ゼロ」で釣り上げるか

C・ロナウドが望むのはユーベでの欧州制覇。その実現のためには、さらなるスカッドの充実が不可欠か。(C)Getty Images

 元スペイン代表MFの去就に注目が集まっている。マンチェスター・ユナイテッドとの現行契約が今季いっぱいで切れる、ファン・マヌエル・マタだ。
 
 オレ・グンナー・スールシャール新政権で鳴かず飛ばずの日々を送る31歳。いわゆるボスマン・プレーヤーとなり、夏には移籍金ゼロでの獲得が可能となるだけに、複数のビッグクラブが水面下でアプローチを続けている。当初からの有力候補は、ラ・リーガで優勝を決めたばかりのバルセロナ。マタの父親と直接交渉しており、稀代の技巧派の釣り上げに近づいているとされる。
 
 そんななか、スペインのスポーツ誌『Don Balon』が報じたのが、セリエA王者・ユベントスの割り込みだ。以下のようにレポートしている。
 
「バルサが有力なのは確かだが、ここに横槍を入れてきたのがユベントスである。バルサよりも高いサラリーを用意しているとされ、かなり獲得に執心のようだ。彼らの今夏の補強計画は、経験値の高い選手の獲得が優先事項。イタリア国内では滅法強いが、今季のチャンピオンズ・リーグではベスト8で姿を消すなど、スカッドの厚みに問題を抱えている。そこでマタに白羽の矢を立てたというわけだ」

 
 そして、ユーベ首脳を突き動かしているのは、ほかならぬクリスチアーノ・ロナウドだという。
 
「ロナウドは、マタこそがユベントスの中盤に欠けている創造性をもたらす、格好の人材と考えている。だからだろう。バルサにマタを獲られないようにと、クラブの上層部に具申したと言われる」
 
 入団1年目のC・ロナウドながら、セリエA8連覇に満足していないのは明らか。やはり目ざすはレアル・マドリー時代と同様、ビッグイヤーの奪取にある。今季のチャンピオンズ・リーグでの準々決勝敗退は相当にショックだったようで、現スカッドの顔ぶれに少なからず不満を抱いているのは間違いない。
 
 すでにユーベは移籍金ゼロで、アーセナルのウェールズ代表MFアーロン・ラムジーを口説き落とした。同じくボスマン・プレーヤーのマタが彼に続くか、否か。その動向を注視される。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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