「衰えの兆候などいっさいない!」長谷部誠を海外メディアの名物記者が大絶賛!

2019年04月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

初の欧州タイトルを掴み、2度目のCL出場も果たすか

ブンデスリーガの歴史に深くその名を刻む長谷部。望外の結果を残す今シーズン、フランクフルトはどんなエピローグを迎えるのだろうか。(C)Getty Images

 元日本代表主将、長谷部誠を擁するアイントラハト・フランクフルトが脚光を浴びている。
 
 目下ブンデスリーガではチャンピオンズ・リーグ出場圏内の4位に付け、ヨーロッパリーグでは堂々、初のセミファイナルに進出。ルカ・ヨビッチ、アンテ・レビッチをはじめとした強力アタッカー陣を支えているのが、長谷部を中心としたチームディフェンスの安定感だ。とりわけ3バックの中央でリベロ然と振る舞う長谷部のハイパフォーマンスは、毎節のようにドイツ・メディアで高評価を得ている。
 
 そんな35歳のベテランを取り上げ、絶賛しているのが世界的ネットワーク『Fox Sports』アジア版だ。名物記者のガブリエル・タン氏が特別コラムを寄せ、「フランクフルトがトップ4で終えるためのキーマンがマコト・ハセベだ」と断言し、こう続けている。
 
「熾烈なチャンピオンズ・リーグ出場権争いを展開しているフランクフルトにあって、どうしても攻撃陣に目が行きがちだが、日本代表・前キャプテンの奮迅の活躍を見落としてはいけない。これまで中盤でキャリアを積んできた男が、35歳になって3バックの中央でプレーする新境地を開いたのだ。ただ、彼にとって(コンバートは)大した問題ではなかったのかもしれない。その戦術理解の深さとゲームを読む力は、新たな役割を与えられても損なわれることがなかったからだ。彼はここまで24試合に出場し、6試合を欠場している。その6試合でフランクフルトは、わずか2勝しか挙げていない。パス成功率も89%と抜群である」

 
 さらにタン記者は「緩やかにキャリアの終末へと向かっているが……」と前置きしたうえで、「それでも現時点では衰えの兆候などいっさい感じられない。少なくとも(現行契約が切れる)来シーズンいっぱいまでは、ドイツでハセベのプレーを拝めるはずだ」と綴った。
 
 まさしく、キャリア最終盤の春を謳歌している長谷部。ヴォルフスブルク時代に続く2度目のチャンピオンズ・リーグ参戦を果たせるのか。そしてヨーロッパリーグを制し、自身初の欧州タイトルを掴めるのか。日本サッカーの至宝がいよいよ、今シーズンのクライマックスを迎える。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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