【ACL】川崎、再三の好機も蔚山に勝ち切れず2-2ドロー! グループリーグ自力突破の芽は残す

2019年04月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

小林悠の今季公式戦初ゴールで先制も、前半で逆転を許す苦しい展開

川崎は通算1勝1分2敗で勝点4とし、なんとか自力突破の芽を残した。(C) SOCCER DIGEST

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は4月23日、各地でグループリーグ4節を開催。等々力陸上競技場では、川崎フロンターレ対蔚山現代の一戦が行なわれ、2対2で引き分けた。

 試合は前節、同カードのアウェーゲームで敗れている川崎がボールを支配。大島僚太、中村憲剛、家長昭博らを軸にしたパス回しで敵陣に押し込む。そして8分には、川崎が早くも先制。大島からの鋭いパスに反応した小林悠がワントラップから間髪入れずに右足を一閃。強烈なシュートがゴール左のサイドネットに突き刺さった。小林の今季公式戦初ゴールで川崎が1点をリードする。

 しかし川崎はその後、カウンターから再三蔚山の反撃を許し、17分にはCKからのこぼれ球を押し込まれ、同点とされてしまう。さらに川崎は31分、中盤でボールを奪われると、ショートカウンターから蔚山のブラジル人FWネグランに中央突破を許し、右足でゴールにねじ込まれてしまう。川崎は1対2と逆転を許す形となってしまった。


 川崎は前半を通じてボール保持では上回るものの、リードを許してからは蔚山の堅い守備に攻めあぐむ展開となっている。前半は1対2と川崎が1点ビハインドで終了した。

 後半、川崎はボランチの田中碧に代わって、FWの知念慶を投入。グループリーグ突破へ敗れると厳しい状況に陥る川崎が勝負に出る。

 しかし後半も川崎は蔚山の堅守をなかなか崩せず、1点ビハインドで推移。そして79分に中村に代えてレアンドロ・ダミアンを投入するが、この采配が奏功する。82分、ゴール前の混戦からL・ダミアンが押し込み、川崎が同点とする。

 その後も川崎は猛攻を仕掛け逆転を狙うが、勝ち越しゴールは奪い切れず。結局2-2の引き分けに終わった。川崎は勝点4となっているが、グループリーグ自力突破の可能性は残した。
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