サラー獲得にユーベが名乗り! 大黒柱C・ロナウドを喜ばせるためにディバラを譲渡してでも…

2019年04月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

獲得にはかなりの違約金が必要だが…。

クロップ監督(左)との確執も取り沙汰されているサラー(右)。イタリアの絶対王者が獲得に乗り出しているとも。 (C) Getty Images

 目下、公式戦8連勝と好調が続くリバプールを牽引しているエース、モハメド・サラーの去就が注目を集めている。

 今シーズンの公式戦で23ゴール・11アシストを叩き出し、プレミアリーグでマンチェスター・シティとの優勝争いを展開し、チャンピオンズ・リーグでは2シーズン連続の4強進出を果たしているレッズ(※リバプールの愛称)を牽引しているサラー。そんなエジプト代表FWの去就が、ここにきて騒がれるようになったのは、現地時間4月17日にスペイン紙『AS』が報じた驚きのニュースがきっかけだった。

 同紙の報道によると、これまでに何度かクロップ監督と対立してきたサラーが、リバプールの上層部に今シーズン終了後のトランスファーリクエストを出そうとしているという。

 これに対して同選手の代理人であるレミー・アッバス氏は、自身のツイッターで、「またバカなことを言っている」と、『AS』の報道を一蹴したものの、各国メディアは一斉にサラーのリバプール退団の可能性を報じた。
 
 現在リバプールと2023年6月までの契約を締結しているサラーの獲得には、当然、かなりの違約金が必要となる。英紙『The Sun』によれば、その額は2億ユーロ(約260億円)だと見込んでいる。

 仮にこの額が支払われたとすると、ネイマールが2017年8月にバルセロナからパリ・サンジェルマンへ移籍した際に支払われた2億2200万ユーロ(約288億6000万円)に次ぐ歴代2位の移籍金となる。それだけに獲得に二の足を踏むクラブも少なくないようだが、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によれば、セリエAの絶対王者ユーベが水面下で獲得を狙っているというのだ。

 昨夏に"CLの優勝請負人"とも言うべきクリスチアーノ・ロナウドをレアル・マドリーから引き抜き、23年ぶりのビッグイヤー獲得を狙ったユーベだったが、17日に行なわれた準々決勝でアヤックスに完敗。またしても悲願を達成することはできなかった。

 同紙によれば、サラーの獲得は質の高いサポート役を求めるC・ロナウドたっての希望であり、それを叶えるべくアンドレア・アニェッリ会長をはじめとするクラブ上層部は、すでにパウロ・ディバラかドグラス・コスタのいずれかをオペレーションに含めたオファーをリバプールに送る準備を進めているという。

 現地4月20日に行なわれたセリエA第33節でフィオレンティーナを2-1で破って、欧州5大リーグでは初となる国内リーグ8連覇を達成したユーベ。イタリアでは敵なしの状態で、もはやスクデット獲得だけではファンが納得しないことは今シーズンの結果からも明らかだ。

 CL制覇を達成すべく、今夏に大胆なテコ入れを敢行するのか。その動向に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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