衝撃の“珍ゴール”で先制するもアラベスは手痛いドロー。乾貴士は足を引きずりながら…

2019年04月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

2点をリードしたものの…。

右サイドハーフで先発した乾は、59分に途中交代となった。(C)Getty Images

 現地時間4月19日に開催されたラ・リーガ33節で、乾貴士が所属する8位のアラベスは、ホームで18位のバジャドリーと対戦。乾は4-4-2の右サイドハーフで先発した。

 試合は、衝撃の"珍ゴール"で幕を開ける。開始4分、バックパスの処理にもたついたバジャドリーのGKジョエル・ロドリゲスが前線にロングフィードを送ろうとキックをした瞬間、猛然と走り込んできたヨン・グデッティの身体にボールが当たり、そのままゴールへ……。アラベスがラッキーな形で先制する。

 さらに24分、果敢なドリブルを仕掛けた乾が倒されてFKを獲得。これをホニがゴールに向かって「触れば1点」というボールを送り込むと、これが誰にも触らずにゴールに吸い込まれ追加点となる。

 しかし、残留争い真っ只中のバジャドリーがここから意地を見せる。39分オスカル・プラーノのFKに飛び込んだホアキン・フェルナンデスが頭でコースを変えて1点を返すと、その3分後にもセルジ・グアルディオラがゴールを脅かす。アウェーチームに流れが傾いてきたところで前半を終える。
 
 後半、なかなかチャンスを作り出せないアラベスは、59分に乾に代えてディエゴ・ロランを投入。足首を痛めて右足を引きずる場面もあった日本代表MFは、シュート1本も打てずに無念の途中交代となった。

 その乾に代わって入ったロランが攻撃を活性化。60分には、右サイドを突破してクロスを送り込み、ホニの決定的なシュートを演出するも、これは大きく外してしまう。        
 迎えた75分だった。プラーノをロドリゴ・エリーが倒してしまい、アラベスがPKを献上。これをエネス・ウナルに決められ、同点に追いつかれる。

 終盤、両チームとも惜しいチャンスがあったものの、試合はこのまま2-2で終了。2点のリードを追いつかれたアラベスは痛恨のドローで、5試合連続の勝ちなしとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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