サラーが超絶ミドルでゴラッソ! リバプールがチェルシーとの大一番を制して公式戦7連勝&首位堅持!

2019年04月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

リバプール、後半開始直後の怒涛のラッシュで逃げ切る!

古巣チェルシーを相手にスーパーゴールを見舞ったサラー。頼れる男のゴラッソがリバプールを救った。 (C) Getty Images

 現地時間4月14日に行なわれたプレミアリーグ第34節で、1位リバプールと4位チェルシーの上位対決が開催された。

 29年ぶりのトップリーグ制覇に向けて、1試合消化が多いものの、プレミアリーグ首位に立っているリバプールが、本拠地アンフィールドで、強敵チェルシーを迎え撃ったビッグマッチ。その序盤は、ホームチームが主導権を握った。

 キックオフ直後から、普段通りに果敢なフォアチェックとトランジションを徹底したリバプールは、ことごとく相手ボールをからめとることに成功。10分以降は、チェルシーを自陣に押し込む展開が続いた。

 ポゼッションを相手に譲って守勢に回ったチェルシーだったが、局面では激しいプレスで応戦。連動性と統率の取れた守りを披露。38分と43分には、決定的なシュートを放たれたが、いずれも相手のミスショットに救われた。

 その後も、「攻める」リバプールと「守る」チェルシーという構図で進んだ試合は、両軍ともに高い集中力と緊張感を持続させ、一歩も譲らずにスコアレスで折り返した。
 
 迎えた後半、均衡が破れる。51分、敵エリア内での混戦からボールを奪取したヘンダーソンがファーサイドへクロスを供給。これをフリーで待っていたマネがヘディングで合わせてゴールを決めた。

 先手を取って勢いの増したリバプールは、直後の53分にスーパーゴールで追加点をもぎ取る。右サイドからカットインしたサラーがゴールまで25メートルの地点から左足一閃! 鋭い弾道のシュートはゴール左隅へと突き刺さった。

 怒涛のラッシュであっという間に2点を失ったチェルシーは、56分にイグアインを投入して攻撃的なスタンスへとシフトチェンジ。その直後の58分には敵エリア内でフリーとなったアザールが決定的なシュートを放ったが、渾身の一撃はポストに嫌われた。

 スコアが動いてから前半の構図から一転した両軍。前掛かりにくるチェルシーに対し、守勢に回されたリバプールだったが、66分にヴァイナルダム、77分にミルナーと、選手の疲労を見極めたクロップ監督が的確な交代策を講じて、巧みに逃げ切りの態勢を固めていった。

 75分以降、アンカーに入った司令塔のジョルジーニョやドリブラーのアザールを起点に攻勢を強めていったチェルシーだったが、アタッキングサードでの力強さとアイデアに欠け、眼前に立ちはだかった赤き守備ブロックを突き崩せぬまま……。集中力を保ち続けたリバプールに逃げ切られてしまった。

 結局、試合は2-0で終了。強敵を相手にした試合で勝負強さを発揮して快哉を叫んだリバプールは、公式戦7連勝をマーク。2位マンチェスター・シティよりも消化数が1試合だけ多いものの、プレミアリーグ首位を堅持。一方敗れたチェルシーは、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場圏内の4位は保ったものの、5位マンチェスター・ユナイテッドとの勝点差が2に縮まった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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