“悪童”バートンは指導者になっても変わらない!? 相手監督への暴行疑惑が浮上「ただのチンピラと言われ…」

2019年04月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

試合後のトンネルで事件が起きる!

現役時代から生粋の悪童として知られるバートン。その血気盛んなスタンスは指導者となっても変わらないようだ。 (C) Getty Images

 数々の問題行動で世間を騒がせた元イングランド代表のジョーイ・バートンは、指導者になってもその気質を変えていないようだ。

 英紙『Guardian』は、英3部のフリートウッドを率いるバートン監督は、4月13日に行なわれた3部リーグ第42節で、対戦相手だったバーンズリーの指揮官に暴行を働いた疑いをもたれていることを報じた。

 その試合は大荒れの様相を呈していた。前半に2点のビハインドを背負ったフリートウッドは、1点を返して迎えた65分に相手選手へのひじ打ちでハリー・ソッタールが退場に。結局、数的不利となったフリートウッドは、追いつくことができずに2-4と敗れた。

『Guardian』によれば、試合後に両陣営は激しい口論を展開。そして、ロッカールームへ向かうトンネルの中で"事件"が起きたようだ。

 試合で1ゴールをマークしたバーンズリーのコーリー・ウッドローは、自身のツイッターでバートンとダニエル・シュテンデルの両監督が衝突し、後者が流血したと激白している。
 
「まず一つ目にトンネル内で相手の監督を物理的に攻撃する監督を持つフリートウッドに失望している。僕らの監督は顔から血を流しているんだ! あんたたちのような暴力を好む人間はサッカーをする場所に値しない。そしてふたつ目は、今日はとても素晴らしい勝利ができた」

 このツイートはその後削除されたが、英衛星放送『Sky Sports』や英紙『The Sun』によれば、バートン監督は、試合後に相手から「お前はただのチンピラだな!」と文句を言われたことで激高。ロッカールームへと繋がるトンネル内で、シュテンデル監督に頭突きやパンチを見舞って、歯を二本折り、さらに流血させる怪我を負わせてしまったとされている。

 また、『Guardian』は、両チームは試合後にメディア応対しなかったものの、地元警察が事態を把握して捜査中と認めたと報道。バーンズリーも声明で警察の捜査を明かし、事情聴取に応じていると発表している。さらに『Sky Sports』は、足早にスタジアムを去ろうとするバートン監督の車を警察が停める様子を動画付きで伝えてもいる。

 現役時代から違法賭博など、ピッチ外の話題に事欠かなかったバートン。もし、敗戦のフラストレーションから敵将に暴力をふるったのであれば、大問題となるのは避けられないが……。警察の捜査の行方を待ちたいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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