清水が通算49回目の静岡ダービーを制す!2トップの活躍で磐田を下して今季初勝利!!

2019年04月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

鄭大世、北川がゴールを奪取!リーグ7節目にして今季初勝利!!

鄭大世(中央)が打点の高いヘッドで先制弾。北川(左)も確実に決定機をものにして、決勝点となる2点目を奪った。写真:金子拓弥

 4月14日、J1・7節が開催され、静岡県のエコパスタジアムではジュビロ磐田と清水エスパルスが対戦。リーグ戦通算49度目の静岡ダービーは、後者が2-0で制して今季初勝利を掴んだ。
 
 磐田は1勝、清水は未勝利。ともに今季は苦戦を強いられており、浮上のきっかけを掴みたいのは同じ。そうした状況でスタートした一戦は序盤から拮抗し、中盤で激しい攻防が繰り広げられた。
 
 互いに決定機を作れずにいたなかで、先に試合を動かしたのは清水だ。36分、GK六反勇治が自陣からゴール前にFKを蹴り込むと、鄭大世が頭で落とす。これを北川がヘッドで繋ぎ、ボールは相手GKカミンスキーとDFの間へ。すると、再び鄭大世が宙を舞い、頭でゴールに捻じ込んだ。
 
 リード後も清水は鄭大世を起点に攻撃に出る。45分には北川航也が決定機。自らドリブルで運ぶと、最後は得意の右足を振り抜く。惜しくカミンスキーの好セーブに阻まれたものの、積極的に2点目を狙った。
 

 後半に入っても清水は攻勢を仕掛ける。鄭大世がボールを受け、その周りで抜群の動き出しを見せる北川。この2トップが軸となり、相手陣内へ何度も迫る。
 
 対する磐田は前で起点が作れず、中盤も縦パスを付けられない。すると名波浩監督が動く。停滞した流れを変えるべく、53分にボランチの森谷賢太郎を下げてスピードに長けたロドリゲスを2列目に投入。シャドーの山田大記を一列下げ、攻撃的な布陣でゴールを目指した。

 しかし、追加点をもぎ取ったのは清水だった。58分だ。磐田の山田が自陣でパスミス。ボールを奪った中村慶太がゴール前に入れると、走り込んだ北川が相手GKカミスンキーとの1対1を冷静に制してリードを広げた。

 以降は守備に比重を置きながら、試合を進めていく清水。71分にエレンの左クロスからロドリゲスに決められ、磐田に1点を返されたものの、粘り強く戦って何とか相手の攻撃を跳ね返す。

 最後までリードを守り切った清水は磐田を下し、リーグ戦今季初勝利。ダービーの通算対戦成績も19勝6分24敗としている。

 一方の磐田は3試合ぶりに敗戦し、今季初の連勝はならなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【磐田 1-2 清水 PHOTO】歓喜!!鄭大世&北川のFW弾で静岡ダービーを制し、今季リーグ戦初勝利!
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