【FC東京】「『代えてやろうかな』というぐらい、ベンチでイライラした」。長谷川監督が鹿島戦後に語った本音

2019年04月14日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「なかなか期待どおりにジャエルさんが動いてくれなかった」

鹿島戦でFC東京を勝利に導いた長谷川監督。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J1・7節]FC東京-鹿島/4月14日/味の素スタジアム
 
 「前半がすべて」と鹿島の大岩監督がコメントしたとおり、FC東京の完勝だった。Ⅾ・オリヴェイラと永井の2トップがいずれもゴールを奪い、自慢の堅守で1失点に抑える。今季ここまでの好調がフロックではないことを示す勝利でもあった。
 
 長谷川監督も「前半のうちに3点取れたのが、勝ち切れた大きなポイント」と言っていたが、だからといって内容すべてに指揮官は満足していたわけではない。実際、後半に限れば少しトーンダウンした。押し込まれるようになった時間帯にFWのジャエルを投入して「守りに入るな」というメッセージを送ったが、このジャエルが鹿島戦に関しては上手くハマらなかった。
 
「ジャエルを投入してもう一度押し返すようなゲーム運びに持っていきたかった」というのが長谷川監督の戦略だったが、「なかなか期待どおりにジャエルさんが動いてくれなかった(苦笑)」。
 
 そう言って会見場の雰囲気を和ませたあと、長谷川監督は言葉を継ぐ。
 
「セットプレーの場面ではヘディングで弾いてくれて頼りになりましたけど、それ以外は『代えてやろうかな』というぐらい、ベンチでイライラしました(笑)」
 
 厳しいコメントの中にも愛情が溢れている。これもジャエルへの激励のメッセージなのだろう。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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