「“日本のリーガ最多出場男”と“中国のアイコン”の激突だ」乾貴士とウー・レイのアジア人対決をスペイン紙が特集!

2019年04月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

18年の中国リーグでMVP&得点王

ともに今冬に加入し存在感を発揮している乾(左)とウー・レイ(右)。ピッチに立つ可能性は高そうだ。(C)Getty Images

 4月13日に開催されるラ・リーガ32節で、乾貴士が所属する7位のアラベスは、13位のエスパニョールと敵地で対戦する。

 欧州カップ戦の出場を目指すアラベスにとって重要な一戦となるこのゲームで注目されているのが、エスパニョールの中国代表FWウー・レイと乾の対決だ。

 スペイン紙『As』は、「リーガ史上初めて、中国と日本の選手の対戦が行なわれる」として、このアジア人対決を取り上げている。

「"日本のリーガ最多出場男"と"中国のアイコン"が激突する。エイバルで3シーズン、幸せな時間を過ごした乾は、エスパニョールにとってロールモデルだ。乾のおかげで、エイバルには日本人のファンが訪れ、知名度も上がった。スポンサーとの契約も結び、その効果は彼が退団したいまも続いてる。

 そしてエスパニョールも、(ウー・レイの加入で)中国におけるファンの数が急上昇している。大きく異なるのはその市場規模だ。日本の人口は約1億2800万人だが、中国のそれは約13億8600万人だ」

 さらに同紙は、このエスパニョールは乾にとって、思い出に残るチームだと伝えている。

「2016年1月、乾がエイバルでの初ゴールを挙げたのがエスパニョールだった。この得点がきっかけでホセ・ルイス・メンディリバル監督から出場機会を与えられるようになった」
 
 今年の1月に上海上港からエスパニョール移籍した27歳のウー・レイは、18年の中国スーパーリーグでMVP&得点王に輝いた同国のスター選手。移籍当初は「商業的な契約」との見方も少なくなかったものの、スピードに乗ったドリブルを武器にここまでレギュラー格として10試合に出場。3月2日のバジャドリー戦では、初ゴールを奪っている。

 同じく冬にベティスからアラベスに移籍した乾も、右サイドハーフの絶対的レギュラーとして君臨し、9試合・2得点をマークしている。

 打開力に長けたふたりがどんなプレーを見せてくれるのか。アジア人対決から、目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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