乾貴士、シュート1本も課題だった守備で奮闘! しかし、アラベスは土壇場で追いつかれて2戦ぶりの勝利ならず

2019年04月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

連敗脱出で5位に浮上!

乾はチャンスに恵まれなかったものの、守備に奔走した。 (C) Getty Images

 4月7日(現地時間)に開催されたラ・リーガ第31節で、乾貴士が所属する7位のアラベスは、ホームで12位のレガネス戦に挑んだ。

 前節のセビージャ戦では、自らのパスミスから失点を招いてしまった乾。仕切り直したい今節は4-4-2の右サイドハーフで先発した。

 直近のアトレティコ、そしてセビージャ戦と連敗を喫し、来シーズンの欧州カップ戦の出場権争いから一歩後退したアラベス。本拠地で絶対に勝利したい今節は、ホニを中心にカウンターからテンポを掴むと、18分にカレリがPKの絶好機を確実に沈めて先制に成功した。

 PKながら2試合ぶりの得点で、幸先よく先手を取ったアラベスは、その後、危なげなく試合を進行し、前半を1-0で終えた。
 

 後半もアラベスが、左サイドのホニとCFのカレリを中心にした攻撃でペースを掴むなか、乾は右サイドでフリーになるものの、味方から良い形でボールを得られない時間帯が続いた。それでもセットプレーの後の守りで自陣にいち早くプレスバックしてカウンターの危機を未然に防ぐなど、献身的な動きでチームのゼロ行進に貢献した。

 攻撃での見せ場は少なくシュート1本に終わったものの、かつて課題と言われた守備で奔走した乾は、79分にトゥマシと交代し、お役御免となった。

 後半は多くの決定機を創出できなかったものの、終盤もレガネスの猛攻を耐え凌いだアラベスは1-0での勝利が目前だった――がしかし、93分に左サイドを突破されると、相手DFのJ・シルバが放ったボールが、右ポストに直撃してゴールに吸い込まれて土壇場で追いつかれてしまった。鮮やかなゴラッソだった。
 
 試合は結局1-1で終了。残り数秒で2試合ぶりの勝利を逃したアラベスは、7位に留まることとなった。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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