原口元気擁するハノーファー、7連敗で最下位から脱出できず。浅野拓磨はベンチ外に

2019年04月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

原口元気は90分フル出場で奮闘

原口はもがいているが、出口はまだ見えそうにない…。 (C)Getty Images

 4月6日(現地時間)、ブンデスリーガ第28節が行なわれ、ハノーファーは1-3でヴォルフスブルクに敗れた。

 年明けから1勝9敗、7ゴール29失点、現在6連敗中で最下位(18位)に沈んでいるハノーファーは、アウェーでリーグ7位のヴォルフスブルクと対戦。原口元気は右サイドハーフで先発出場。現地メディアが「これ以上の起用は買い取り義務が発生するため、首脳陣は使用しないことを現場に通達した」と報じた浅野拓磨は、ベンチ外だった。

 残留のために、何としてもこの試合で勝点3を獲得したいハノーファーは、立ち上がりから気迫を見せる。しかし、ヨーロッパリーグ(EL)出場を目指して上位進出を狙うホームチームが、巧みな試合運びで立ちはだかる。

 激しいカウンターの押収となっていた30分、素晴らしい働きをしたのはハノーファーで先発した19歳のリントン・マイナ。ヴォルフスブルクが攻勢に出ていた隙にボールを奪い、前線へ縦パスを送る。それに反応したヘンドリック・ヴァイダントが冷静に決め、先制に成功した。

 しかし直後の32分、あっという間に攻め込まれて失点。パスワークでマークが絶妙にずれた隙間をぬって飛び出てきたレナト・シュテファンが、左サイドからのクロスに走り込みながら頭で合わせてゴール。ハノーファーのリードはわずか2分間で終了し、試合は振り出しに戻る。

 後半、激しい攻防が続き、お互いに主導権を譲らない時間帯が続く。膠着状態で迎えた71分、再び1本の縦パスからハノーファーの守備網をするするっと抜け出したシュテフェンに、本日2点目のゴールを許してしまう。

 さらに78分には3点目を奪われたハノーファーは、反撃の糸口を見つけられず、アウェーで敗北。原口は90分間走り回って攻守に貢献したが、結果を残すことはできなかった。

 ハノーファーは最下位のまま、次節4月12日(現地時間)、ホームでボルシアMGと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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