「エムバペはパリSGいても世界最高になれる」“王様”ペレが20歳の“怪物”に太鼓判!

2019年04月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「サントスでプレーしていないのが残念」とも。

78歳となったペレ(左)が20歳のエムバペ(右)にお墨付きを与えた。(C)Getty Images

 パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペは、レアル・マドリー移籍の可能性が取り沙汰されている。今シーズンの不振を受け、"白い巨人"が大型補強に乗り出すのが確実視されており、エムバペを高く評価する同胞のジネディーヌ・ジダン監督の復任も報道を過熱させる一因となっている。

 だが、"サッカーの王様"ことペレは、パリSGを飛び出さずとも、「エムバペが世界最高の選手になれる」と考えているようだ。『ESPN』が報じている。

 ペレは、パリで開催されたとあるイベントで初めてエムバペと顔を合わせた。その際、『Le Parisien』のインタビューに「(世界最高になるのに)パリ・サンジェルマンを離れる必要はない」とコメントした。

「キリアンは、これまでと同じようにプレーを続けなければいけない。そうすれば、彼は世界最高の選手になるだろう。それが大切なことだ」

 若くしてワールドクラスの仲間入りを果たしたエムバペは、フランスが優勝した昨年のロシア・ワールドカップ決勝でもネットを揺らした。10代の選手がファイナルで得点を挙げたのは、大会史上3人目。その1人目が、ほかでもないペレだった。
 
 ペレは「キリアンと私を比較するのであれば、私はサントスを離れることなく、世界最高の選手になったと言っておこう」とコメント。冗談交じりに「彼は私を妬んでんじゃないかな」と続けた。

「だからこそ、私の真似をしようとしているんだろう。彼のプレースタイルは南米のそれだ。ブラジル流と言ってもいいかな。サントスでプレーしていないのが残念だ。まだ遅くはないがね」

 直近のリーグ・アンで7戦連発の9ゴールと絶好調のエムバペ。24試合の出場で27ゴールとキャリアハイを更新し、2位に9点差をつけて得点ランクでトップを独走している。

 はたして、この20歳の"怪物"は、ペレのように"キング"へと昇りつめていくのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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