クラブ史上最長、14試合無敗記録を更新したフランクフルトがCL出場圏内に浮上! 長谷部誠の評価は?

2019年04月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

14試合連続無敗はクラブ史上最長

ホームスタジアムを埋め尽くしたサポーターと勝利を喜ぶ長谷部らフランクフルトの選手たち。ヒュッター監督は試合後の会見で「申し分ない」と称えた。 (C)Getty Images

 現地時間3月31日、ブンデスリーガ第27節が行なわれ、フランクフルトはシュツットガルトに3-0で勝利を収めた。長谷部誠は先発出場し、勝利に貢献している。

 定番の3-5-2で臨んだフランクフルトは、左WBのフィリップ・コスティッチが2ゴール、FWのルカ・ヨビッチが1ゴール。長谷部を中央に、右にマルティン・ヒンターエッガー、左にエバン・エヌディカが並んだ最終ラインと、セバスティアン・ロデとジェルソン・フェルナンデスのダブルボランチの守備も安定感抜群で、公式戦5試合連続のクリーンシートを達成している。

 ドイツ紙『BILD』は、「このチームはヨーロッパリーグ(EL)を勝ち取るのではないか?」と褒めたたえ、2ゴールのコスティッチとヒンターエッガーに「2」、長谷部には「3」の評価を与えている。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

 また、フランクフルトの地元紙『Frankfurter Rundschau』は、長谷部について「相手チームの"平均値(身長)"が高いにもかかわらず、"いつも通り"の(安定した)パフォーマンスを披露していた。ゲームメイクの部分で物足りなさはあったものの、それでも1対1では賢く対峙し、クリーンシートに貢献。チームのバランスを整えた。試合半ばでの不注意なパスミスだけが残念だった」と評した。

 ちなみに長谷部本人は、この勝利にホッと胸をなで下ろしたようだ。自身が主宰するスクール生たちをこのタイミングでドイツに招いており、試合後にSNSに「勝利を見せられて良かった」と心境を吐露している。

 それにしても、フランクフルトの好調ぶりはすさまじい。今年に入って1試合も負けておらず、この勝利でクラブ史上最長となるブンデスリーガ14試合連続無敗を達成。さらに、このシュツットガルト戦の勝利で、クラブ史上4度目となるリーグ戦5連勝となった。

 試合前の時点で4位だったボルシアMGがデュッセルドルフに敗れた(1-3)ため、勝点3を積み重ねたフランクフルトは、CL出場圏内の4位に浮上。3位のRBライプツィヒとの勝点差はわずか3ポイントで、この勢いなら3位を捕えるのも時間の問題かもしれない。

 はたしてフランクフルトの快進撃はどこまで続くのか。

 いまドイツで最も"乗っている"といっても過言ではない彼らが次に挑むのは、5日のシャルケ戦だ。そして11日には、ELの準々決勝・第1レグで、ポルトガルの強豪ベンフィカとの一戦が待っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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