トッテナムの主砲ケインがNFLとの“二刀流”挑戦を明言!? 「歴代最高のスポーツマンになりたい…」

2019年03月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

トッテナムでの将来も語る。

トッテナム、そしてイングランド代表の押しも押されないエースとなっているケイン。そんな点取り屋の夢はNFL挑戦だ。 (C) Getty Images

 度重なる延期を経て、3月17日についに新スタジアムがオープンしたトッテナムは、クラブとしての新時代の幕開けに向けてようやくスタートラインに立った。一方で、財政的な負担やそれに伴ったタイトル挑戦への影響も注目されるところだ。

 チームの主将を務めるイングランド代表FWハリー・ケインも、クラブが今後どのような道を進むのかを重視している。米スポーツ専門局『ESPN』のインタビューで、「ずっと言ってきたけど、クラブが正しい方向で、正しい野心を見せる限り、僕はその旅路の一員でありたいと望んでいる」と述べた。

「多くの人が、今の僕たちは過去最高のチームで、これからもこういうチームはないかもしれないと言う。でも、大事なのは、僕らにそれを示す何かがあるかどうかだ。10年後に僕らは素晴らしいチームだったと振り返るだけじゃダメだ。僕らは向上し続けていけるのか。それが挑戦だ。スタジアムのことや財政から、これからの2年は難しいだろう」

 下部組織からの生え抜きとしてトッテナムの将来を見通したケインは、「僕と彼にとって、スパーズでの旅は同時に始まった」と、今のチームにおけるマウリシオ・ポチェティーノ監督の存在の大きさも口にしている。

「僕らはともに同じことを望んでいる。仕事を続け、どんどん押し進めていきたいんだ。今シーズンがどうなるか、様子を見よう。そしてそこから進もう」

 レアル・マドリーやマンチェスター・ユナイテッドなど複数のメガクラブからの関心が絶えないケインとポチェティーノが、これからトッテナムでどんな決断を下すのかが注目される。そんななか、ケインはサッカー以外の道へと進み、前人未到の偉業を達成したいという大願も明かしている。
 
 現在25歳のイングランド代表エースは、将来的にアメリカンフットボールに転向し、キッカーとして最高峰であるNFLでプレーする夢を以前から口にしてきたが、その想いは、「本当だよ。10~12年後にはトライしたい」と変わっていないようだ。

「プレミアリーグとワールドカップでプレーして、それでNFLでもプレーしたら……歴代最高のスポーツマンのひとりとして見てもらえるんじゃないかな?」

 異例のチャレンジにケインを突き動かすのは、「ベストであろうとする原動力」だ。

「携帯電話でゲームをダウンロードした時ですら、僕は世界で一番になりたいんだよ」

 常に頂点を目指すケインが、前人未到であろうサッカー選手からのアメフト挑戦をするのか。いずれにしても、彼がNFLでプレーするのは、サッカー界でトップに立ってからだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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